平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録1月22日(日)

2012-01-22 08:44:23 | アマチュア無線

本日午前7時曇り4.2℃ 弱い雨が2日間降り続きました。

19:04のVO-52 ■交信(SSB)JA2NLT JA8KGG 780Hz(FT-847)

【RS-39】JE9PELさんとJA0CAWさんがBlogで触れていますが、私も少し書きましょう昨年の11月2日に、ISSへロシアの貨物船「プログレスM-13M」が到達していました。このたび離脱するのに合わせて、この貨物船から人工衛星を放出するとのことです。その衛星名が「RS-39」です。ロシアの一連のRS衛星シリーズの一つとなります想像するに…貨物船は離脱後高度を約500㎞まで上げて、その高度に達した時、RS-39を切り離すのだと思います「貨物船の中からどのように出て来て、どのように切り離すのか」これは全く想像出来ません。高度を上げるのはISS本体を押したりするマヌーバのスラスタ(小型ジェット)を持っているので納得は出来ますしかし、ISSの軌道より約150km上まで持って行くとは、ずいぶん大胆なことをするものです。たかがマイクロサテライトのために…この辺がロシアの面白いところでしょう「1月25日03:14(UTC)に自分の飛行を開始する」と書いてありますから、これが切り離される時間でしょう。周波数は435.315もしくは435.215MHzのCWでTelemetryすなわちハウスキーピングパラメーターを降ろすとのことです主目的は「地上ガンマ線点滅(TGFs)の研究」とありますが、よく分かりません。いずれにしても磁気圏、電離層、大気など地球上層のことは分からないことが多いのでそれらの研究が目的の衛星ということです。ARISSat-1の時のKURSKと言い、ロシアは地球上層のことについてことのほか熱心に研究を進めているようです。その一連の衛星がRSシリーズということですニックネームの「Chibis」はチドリ科の「タゲリ」田んぼでミミズを掘って食べるようすが「田を蹴っているように見える」から…。「M」はモルニアで雷雨のこと。

「rs30.zip」をダウンロード

↑RS-30のデコーダーですが、そのままRS-39で使えると思います。☆☆☆

コメント
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