讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

パース激走2000Km_15泊17日西オーストラリアの旅(2018年11月)その9

2018-12-27 20:00:00 | 旅行
 【フリーマントル刑務所と、週末マーケット】

 その日は、フリーマントル観光である。セオリーとしては、観光案内所を訪問だな。多少、迷いながらも案内所を発見。


「何か、ご用?」
「いや、ちょっとパンフレットなんかを」
「フリーマントルは、始めて?」
「です」
「じゃあ、あなたは今ここにいて、あーたら・こーたら。世界遺産の刑務所なんかもいいよ」
「地図と、無料のキャットバスのルート表、あげるね」

 えっと、がっぷりよつに組まれて、説明を受けました。(笑)ま、親切なんですね。


 パース市内も走っていた、無料のネコバスですが、少しルールが違います。


・赤ネコと青ネコ(2ルート)がおり、前乗り、後ろ降りが基本。無理して後ろから乗ろうとすると、運転手に認識されず、挟まれることがある。
・各停ではなく、降りるバス停に近づいたら、降車ボタンを押す。バス停に番号が付いているので、それを見逃さなければ降りたいバス停が分かる。
・パース市内のネコバスより、動きは優しい。(あまり、ふっとばされることがない)
・Thank you、とかYour welcomとか、しゃべってくれる。(パース市内のネコは、概して無口)
・バス接近表示がないので、何分後に来るかは分からない。

 お勧めの、フリーマントル刑務所に行ってみましょう。


 刑務所内を見学するためには、いずれかのツアーに参加しなければならない。


 どのツアーも、結構いい値段です。


「日本人?」
「です」
「じゃ、これをどうぞ」日本語の声明書をくれた。


「トンネルツアー、予約できますか?」
「それだったら、中にお土産やがあるから、そこで予約して」(お土産やまでは、無料で入れる)
「トンネルツアー、予約できますか?」
「次のツアーが空いてます。狭い所や、暗い所、はしごの上り下りがあるけど、大丈夫?」
「オッケーです」
「65ドルです。5分前には、集合場所に行ってね」(刑務所の門扉の前あたり)


「今日は、参加有難う。誓約書書いた?」
「へっ、誓約書?」
「あ、書いてないなら、あそこにあるから書いてね」あわてて、署名する。まぁ、自己責任で参加して、事故があっても保証しない・・とか(多分)


「はーい、それでは中に入りましょう」なんか、イベントがあるようだな。


 少し前まで、本物の刑務所として機能していた堀の中です。


「ここで、長靴に履き替えて下さい」


「荷物はロッカーにすべて入れて下さい」


「それと、防護服も着てね」あれだ、紙製の全身を覆う使い捨てスーツみたいなもの。バイオハザード研究所の研究員みたいな。

「それが終わったら、アルコールチェックを行います。息を吹き込んで下さい」なかなか、厳しいチェックだな。


 ということで、カメラ持っていけませんでした。

 他のチームがいたので、撮ってみました。ものものしい、安全具を付けて15m程度の垂直な穴をはしごで降りて行くのです。二人でバディを組んで、梯子の両面を同時に下りていきます。あ、安全具をきちんと扱えるように、ブリーフィングがあります。見ていて理解できない場合は、練習用の落下防止用レールで教えてくれます。本当に理解できないと、下りられません。はっきり言って、危険です。(日本では、こんなツアーは無理やな)


 いい忘れましたが、フリーマントルは古い港町で、いつも水に困っていました。そのため、刑務所の地下深くを掘って、地下水をくみ上げていました。最初は刑務所だけで使っていましたが、そのうち街に水を供給する重要な施設になりました。当時、囚人達でメンテされていた、古い地下道と水路をたどるディープなツアーなのです。

 これではないですが、こんな縦穴を下りていきます。始まったら、自分だけが頼りです。


 ↓絵葉書があったので、地下トンネルツアーは、こんな感じ。


 地下トンネルで明かりを消したら、真の闇です。ほんとに、まったく光がないのです。だから、時間がたったら夜目が効く、なんてことはないのです。トンネルを探索した後は、水路をカヌーで移動です。2人、1組になります。梯子を下りる時もそうですが、バディはその場で決めていきます。奇数で参加の場合は、知らない人とバディを組まなければなりません。それと、すべて英語で指示が出ますので、聞き逃さないようにしましょう。英語での細かい説明は、理解しがたい部分も多いのですが、安全に関する指示はゆっくりと話してくれる(非英語圏の人もいるので)ので従いましょう。

 あと、地下で事故があったり、動けなくなったり、緊急事態になったら、緊急用リフトがあり、ゴンドラに固定され地上まで搬出されます。安全基準は、オーストラリア政府の基準に合致しているとのことです。


 いやー、まじディープツアーでしたが、これは行ってみる価値ありですわ。多分、この旅で一番記憶に残った場所のような。

 次は、金土日しか開いていない、フリーマントルマーケットに行きましょう。ちょうど、金曜日です。


 食料品のマーケットや、衣料品、お土産やなど、地元民にも良し、旅行者にも良しのマーケットです。


「これ、カンガルー肉?」
「そうだよ、ホットだよ」(辛いということ)


「1本下さい」
「はい、4ドルね」


 うーむ、確かにホット(辛い)な肉だけど、なんかぱさっとしているな。

 今晩のご飯は、Wool Worthで仕入れたチキン。すでに焼いてあるので、ばらして食べるだけ。


 つづく
コメント
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