そういえば、こないだ北海道に行くのに舞鶴⇔小樽間は新日本フェリーを使ったので、自分で運転することもなく楽ちんだったのだが、昔のフェリーに比較するとずいぶん速くなったし内装も良くなったなと思いました。というのは、過去の写真をバックアップしていて2003年に、北海道に行った時の写真を発見したからです。初めて舞鶴⇔小樽間を、長距離フェリー使った時の写真です。当時使っていたデジカメは今と違って画素数が少なくSDカードは高価といった時代で、パナソニックのDMC-FZ1という200万画素・光学12xズーム・LEICAのレンズを使っているものです。パソコンで見ると画像が荒いなと思うのですが、ブログにアップする時は圧縮をかけるので、新旧そんなに違わないように見えると思います。
【旧新日本海フェリー・らいらっく】
①今のフェリーは高速になった分危険防止のため、航行中はサイドデッキへ出ることはできないが、以前のフェリーは荒天時以外は自由にサイドデッキに出ることができた。
②後部デッキに出ることは可能だが、出られる場所が異なる。
↓旧「らいらっく」の後部デッキは、ギリギリ後方部まで行ける。
↓新「あかしあ」の後部デッキは、1段上のデッキまで出ることは可能だが、さらに後部は緊急時のヘリポートになっており立ち入り禁止。
↓旧「らいらく」の後部デッキにはプールがあった。沖合に出ると、海水が注入されて自由に使うことができた。(水着を持っていなかったので未利用) 新「あかしあ」にはありません。
↓旧「らいらっく」の後部デッキにはトレーニングスペースと、トレーニングルームがあった。トレーニングスペースではジョギンクが可能で、トレーニングルームには固定の自転車やボート漕ぎなどのトレーニングマシーンが数台あり、自由に利用が可能だった。
新旧ともにある設備
①売店
②風呂
③レストラン
④ミニ映画館
➄給湯器(カップ麺用で持ち込みも可)
↓新「あかしあ」のフロント(旧らいらっくの写真はなし)
昔のフェリーは大部屋ゴロゴロがあったが、今のフェリーは大部屋でも区切られた一人用ベッドがあって、かなり快適になっています。プライバシーもある程度守られていますが、大部屋の場合貴重品はフロント若しくはコインロッカーに預けた方が安心ですね。
新造船になってから航行時間が数時間短縮され便利になったのですが、昔のような無くなってしまった設備もあります。快適度は数段上がったと思うのですが、個人的には旧の船の方が乗る楽しみは大きかったかなと思います。移動がメインの人にとっては、高速化はとてもありがたい事だと思いますし、プールやトレーニングルームという観光客向けの設備は無くてもいいと思うかもしれませんが、それは個人の価値観ということでご了承下さい。
「らいらっく」はどうなったんだろうと思って調べてみたら、2004年に引退しフィリピンに売却後、2008年に台風による荒天により沈没となっていました。えー、売却後たった4年で沈没とは!どんだけ杜撰な運航を行っていたんだか。(知らんけど)