車載用には20年近く前に購入した、KenwoodのTM-V708を積んでいたのだが、新規にYaesuのFTM-300Dに換装することにした。地元のハムショップが閉店セールを行っていたので、格安で買ってきました。
買ってきたその日に、総務省電子申請Liteで届け出を行いました。電子申請だと、該当のトランシーバーの技適番号さえ入力すればOKなので、かなり楽になっています。費用はかかりません。
車にセットしやすいようにセパレートが可能になっており、セパレートケーブルは付属しています。本体を運転席近くに置ければいいのですが、トランクなどに設置する場合はマイクコードを延長しないといけないので、マイク用5m延長ケーブルはオプションで用意されています。特に無くても良かったのですが、店舗に在庫があったということと、オプション品は後日手に入らなくなる可能性が高いので、同時に購入しました。
運転中は操作しないし、ほぼ聞いているだけなので、視界を妨げないように運転席横のフロアマットに設置しました。(TM-V708と同じところ)付属のブラケットでは取りつかないので、段ボールを適度な大きさに切断し背面にビスで取り付けました。(TM-V708のブラケットは角度が変えられるようになっていたので設置できた) 段ボールブラケットなので強度はありませんが、大きな力が加わることはないので大丈夫でしょう。
取説は、基本的な項目が書いてあるものが1冊だけ付属しています。FMやC4FMデジタルで音声通信するためには十分なものです。八重洲無線のHPを見てみると、詳細な取説がダウンロードできます。マニュアルやソフトウェアなど、使う使わないは別としてすべてダウンロードしました。ファイル名は、一部分かりやすいように変更しています。
メモリーをセットします。業務局は、ほぼデジタル化してしまったので聞くことはできませんが、マリンバンドやエアバンドはアナログ波なのでワッチ可能です。取説を見ながら、1波ずつ登録していきます。漢字表記もできるとありますが、小さなパネルを操作するのは至難の業です。あ゛ーめんどくせー!
ダウンロードした詳細取説を見たら、パソコン用のソフトをダウンロードすれば、パソコンでメモリの編集ができるとある。オーマイガー!そうやったんか。また、無線機⇔パソコンの接続ケーブルはオプションだが、マイクロSDカードでデータをやり取りできるともあるのでなんとかなりそうだ。(マイクロSDカードは、仕様により32Mのものまで使用可能です)
編集ソフトをダウンロードして、必要な周波数を書き込みました。それを無線機に転送すれば、簡単にメモリを作成することができます。スキャンも高速です。表示部が明るいので視認性は抜群に良く、操作しやすいと思います。2波同時受信ができるので、通常144/430MHzの呼び出し周波数をワッチしています。
気になる点は、ダイヤルを回転させてワッチするときですが、チャンネルが変わってから一瞬間があって受信が開始されるようです。スケルチを開放してダイヤルを回すと、ノイズが出るまでタイムラグがあります。ある程度ダイヤル回転のスピードを上げると、信号があるか否か瞬時に分からないということがあります。といっても、シングルバンド表示にすると、近接周波数のスペクトラムが表示されるので、慣れれば問題はないでしょう。
右のダイヤルは各々のバンドの選局ダイヤルで、左のダイヤルはそれぞれの音量調節です。通常使うのは、このくらいなのでシンプルで使いやすいと思います。