rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

改善と改悪?

2008年09月16日 20時00分45秒 | 無線
ファインチューンを施したRAD-S312N。
ラディオ・マヤークと灯台放送を受信してみた。

マヤークは若干混信がある感じ。これは感度が若干低下していることを示唆している。

19時台でまだ信号がそれほど強くない(R1400でメーターが振り切れない)のと安定していないことで、あまり適切な評価が出来る状態ではないかもしれないが、やはり弱い感じがする。

しかし聞こえないわけではないので致命的ではない。


一方で灯台放送は圧倒的な変化が見られた。
19時台の八丈島・野島・犬吠など、R1400+Qマルチプライヤでも厳しいところだが、最適化した312NではQマルチプライヤ無しで何とか聞こえるようになった。ロッドアンテナを伸ばせば実用的に(内容が把握出来るという意味で)聞こえる(ただしフェーディングが凄い)。受信感度では完全にR1400を凌駕しているようだ。

室内ではQマルチプライヤを使って何とか聞こえていた状態だったので、この変化には驚くばかりだ。この状態なら堂平山に出向けばクッキリハッキリ聞こえるだろう。

もちろん灯台放送などどうでも良い人は、OSC COILとトリマー、ANTトリマーをスタンダードな方法で追い込めば、より最適な仕上がりになるだろう。

今回は受信範囲を広げ、設計外の仕様で追い込んでいることは忘れちゃいけない。


RAD-S312Nを買ったら、fズレを修正し、IFTを追い込み、トラッキングを、量産ラインの数倍の時間をかけて追い込めば、「BCLラジオ」と名乗っても何の違和感もない-もちろんこれは値段相応であることを忘れてはいけないが-ラジオになる。

最適化すれば、2,000円の値段以上に聞こえるということだ。いや、これは設計通りに聞こえる、というべきかもしれない。

と書いておいて何だが、これでAIWAの1,000円ラジオの方が感度良いです、というオチだったら笑えるなw

願わくば3,000円で長波バンドとセラミックフィルターを追加した「RAD-S413N」を発売して欲しい。ファインチューンは自分でやるからさ。

RAD-S312Nファインチューン

2008年09月16日 16時45分44秒 | 無線

懸案だった312Nのファインチューニングを行った。なんというかトラッキング調整と言った方が良いかもしれない。

トリマーコンデンサーの配置が不明だったわけだが、トリマーではなく、バリコンの端子そのものに触れてみて、感度が変わるのか周波数が変わるのかのあたりを付けた。

上図では「?」がついているが、これで間違いない。

まずFMバンド。

NACK5が80のちょっと上に来ていたので、80弱に目盛りを合わせてから「FM OSC」のトリマーを動かしNACK5を受信出来るようにする。

その後で「90」あたりのJOAK-TVのキャリアを拾って「FM ANT」のトリマーを調整、最大音量に合わせる。

これで調整は終わり。念のためにFM放送を受信して周波数が76MHzから受信出来ることを確認する。

調整後受信出来た放送局

FMの受信はPC部屋ではなくリビングで行った(ノイズが少ない)から。
結果、屋内では入らなかった(気付かなかった)放送が受信出来ていることが解った。実際には周波数を合わせた事ぐらいで、実はトラッキングなんかあってないのかもしれない(笑)。なお、受信実験は312Nを手で持った状態で行っているため、ボディーエフェクトがある。これはMWでも同じだ。

次にMWバンド。
松下BCLラジオR1400に今一歩及ばない受信性能は、選択度だけではなく、感度もそうだった。もちろん受信帯域を少々いじっているので、そのままでは正当な評価にはならないかもしれない。
そこでトラッキングを合わせておく。「MW OSC」のトリマーをいじると受信帯域が変わってしまうのでいじらないでおく。

トラッキングは高い方で合わせるのが普通だ。
かといってバンドエッジの1670KHzで合わせてみると、下限周波数どころか、バンド全体で感度低下を起こし、灯台放送専用受信機になってしまう。これではイカンので、1530KHz(CRT鹿沼)ぐらいで合わせておく。ここなら設計周波数内なので効果が高い。

MWの受信実験はPC部屋で行った。ノイズが多いが、いつもラジオを聴くへやの端っこで聴いた。
上記は一部であり、NHKやTBS、QR,LF,RFももちろん受信出来ているし、500KWのNHK秋田第二も受信出来た。

CRT那須はカスカスで実用的ではないが、R1400ではキャリアすら認識出来ない状態で、何とか内容を聞き取れるほどに受信出来た。これは調整前には聞こえなかった局なので、成果が現れた。東海ラジオもR1400ではほとんど確認出来ない程度だが、CRT那須より鮮明に聞こえた。

IBS水戸は土浦・関城よりも強力で、フェーディングも起きないので聴きやすかった。


結果として、選択度は劣るが、感度という点で40年前のBCLラジオを追い抜いてしまったことになる。これは結構衝撃的だ。

総合的にみて、安定度や音声出力なども加味すれば依然としてR1400に歩があるのだが、思いの他"化けて"しまった!選択度の甘さの一端はトラッキングのズレに起因するモノなので、選択度も多少良くなった印象だ。

本来トラッキングを含めて購入直後に調整するべきだったのだが、ここへ来て312Nの評価は一気に高まった。


あとはもう少し遅い時間にラジオマヤークと灯台放送がどう聞こえるかだ。
悪くなってなければ良いんだけど。


今回の成果は、小鹿野ツーリングと共に、後ほどWebの方に加筆しておこう。

RAD-S312N、意外と侮れないですよ、奥さん!

続落

2008年09月16日 06時20分07秒 | クルマ
NY原油、一時94ドル台まで下落…7か月ぶり安値

『テキサス産軽質油(WTI)の10月渡しの価格は一時、前週末より7・05ドル安い1バレル=94・13ドルまで下落し、約7か月ぶりの安値を付けた。』

WTI先物価格と最近の店頭販売価格の傾向を式にするとこんな風になる。

a[$/Bar]*b[\/$]/159[Litter/Bar]+53.8[TAX]+31[COST]≒店頭価格

八月頃のWTIが147.27$/Barで106円/$の時183円/Lだった事から求めたパラメータを加えた。これはここ最近の価格傾向にマッチしている。

現在の為替レートで94.13$/Barで取引されると、レギュラーガソリン店頭価格はおよそ146.5円/L程度になると予想される。円高傾向が進み、WTI価格がさらに下がればもっと大きく下がってくるわけだ。

円相場が104円/$のままで、WTIが78$/Barまで落ちれば135.8円/L。2,000円/14.5L(トランザルプがお腹いっぱいになる14.5Lが2,000円で足りる)という価格になる。

ただしこれは石油元売りが生産設備の移管や生産調整・輸出調整を図って国内ガソリン価格の高値維持政策を執らなかった場合だ。現在の原油下落傾向が続きながら、年内に140円台半ばに下落しなければ、元売りが高値政策を発動したと考えられるだろう。さらに暫定税率を止めれば110円台になるだろうね。

とりあえずポケコンに式を入れておいたので、WTIと外国為替レートを見比べながらガソリン価格を予想してみるのもおもしろいかもしれない。