ごね得単一民族

中山国交相：成田問題「ごね得」　日教組批判も

『中山国交相は、所管する成田空港の整備についての質問に「かつて１車線（滑走路１本）がずうっと続いて日本は情けないなあと（思った）。ごね得というか、戦後教育が悪かった」「公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでもというのがなくて、なかなか空港拡張もできなかった」と答えた。』

首都圏に新空港を造る事になったモノの、各地で反対運動が巻き起こり、あげくに開拓農民が入植して開墾した田畑を、御料牧場があるからとろくに地権者・地元住民に相談もなく空港用地に決定、当然巻き起こった反対運動に対して強権を発動して建設。

他の候補地と違って開拓農地だったこと、不意打ち・騙し討ちで閣議決定したこと、これが後に「ボタンの掛け違い」と言われる事になったわけです。

これじゃぁ戦前だって反対運動が起きますよ。
メディアに登場するか、黙殺・圧殺されるかの違いはあったとしても。

一部反対同盟と当局の妥結内容をご存じないのか？
あれは国としての対応だったと思うのだが？？

結局羽田沖合に拡張・移転した方が利便性、工期、諸費用諸々鑑みると良かったわけで。成田に行くまでで既に海外旅行気分を味わえるよ。


『「日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ」と続けた』

そうかもしれないが、具体的な統計資料でも出してくれないことには印象論の範疇を出ませんな。「強い」の定義とかちゃんとした上でね。

例えば「徒競走で順位を決めない」などという馬鹿げたことがまかり通っている学校現場ですが、そうした悪平等主義も日教組が主原因なのでしょうか？

PTAという巨大かつ手を焼く圧力団体の存在を忘れていませんか？「宿題減らせ」なんていう苦情を出す人たちですよ？


『「日本は『単一民族』といいますか、世界とのあれがないものですから、内向きになりがち」』

日本の人口のほとんどは「大和民族」系列なので、カッコ付きの「単一民族」はあながち間違っていません。しかし近年アイヌ民族の存在と権利を認める法が可決されましたし、世界的にみて少数民族の権利を保護する事が趨勢となってます。

また国内には琉球民族（準民族？）や朝鮮民族や中華民族が存在し、特に帰化しない永住権を持つ朝鮮民族に手を焼いている事実もあります。おしなべて単一民族に近いとはいえ、単一民族と言い切るには問題があるでしょう。

他方、民族性を強く押し出すと対外的に摩擦を引き起こしやすいこともあります。他国の民族を反面教師とした方がよいのでは？


もっとも韓国からの観光客で荒らされている対馬の現状を見ると、確かに外国人観光客については再考した方が良いと思いますが。

それよりも密かに対馬あたりの土地が韓国資本に買い取られている現状を何とかした方が良いんじゃないでしょうか？そのうち本当に韓国領土にされちゃいますよ？

対馬の土地を外国資本に渡さないための法整備を考えるべきでしょう。