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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

デオドラント

2010-08-11 08:39:36 | 日記
 おっさんは汗っかきである。そのくせ、世間で「制汗剤」なるものが急激に売上を伸ばしていることを知らない。私もおっさんであるから、知らなかった。しかし、「制汗剤」、特に「制汗シート」なるものは、今年爆発的に売れているらしい。
 お前は持っているのか?と息子に聞いてみたら、あからさまに馬鹿にされた。誰でも持っているのがあ・た・り・ま・え、なのだそうだ。う~ん、恐るべし「制汗シート」である。
 一枚もらって首や腕を拭いてみたが、なかなかいい。ただ、おっさんの中には、昔ながらの頭の固い方々がいて、つまり、私のように、と言う事だが、自分の体からいい匂いが出ている、と思うだけでいたたまれなくなってしまうのである。おっさんは臭い、とか言われているほうが、よっぽど落ち着くのである。

 中学時代に読んだ昔のSF小説に、宇宙飛行士のタイムトラベルものがあった。太陽に近いある場所を通過して、たまたま未来に着いてしまった宇宙飛行士が未来の生活を楽しんだ後、同じ方法で自分が出発した時間より10年ほど前の時代に戻って、未来の技術を使って実業家となり、自分自身がロケットで出発していく姿を居間で眺める、という話だった。この話の「未来」は、21世紀、つまり「今」なのだが、20世紀の宇宙飛行士が21世紀の人間に会った最初の印象がデオドラントの匂いのきつさだったのである。逆に21世紀の人間は、20世紀の宇宙飛行士と握手して、クサイと鼻をつまみ、その非礼を詫びたりする。

 中学生も高校生も大学生も、男性も女性も、デオドラント(制汗剤)をカバンに入れて持ち歩いている時代である。清潔でいいニオイのする物や人としか触れ合わない都会人が増えて行くとどういうことが起きるのだろう。知らないうちに、弱い人間が増えて行くのでは、とちょっと心配になる。とは言っても、それが文明というものだから、とやかく言っても仕方が無い。ただ、健康的な未来であって欲しいと願うだけだ。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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コメント (1)
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