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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ウェルダン

2010-08-03 09:49:55 | 日記
 人前で話す、人前で演じる、など、緊張する時間が終わった後は、誰でも誰かの温かい言葉が欲しいものだ。緊張のあまり幽体離脱して意識だけが遠い雪山あたりでさ迷ってしまうのを防ぐ強く温かい言葉と表情。「良かったよ」と言って背中をポンと叩く。親指を上げて笑顔を見せるという方法でも良い。近くにいる誰かが、これをやってくれると次の機会が訪れた時、緊張する一瞬を楽に迎えることができるようになる。
 
 戸田恵梨香が、カードローンの名前が言えただけで阿部寛部長は「グッジョブ」と言って親指を突き上げる。これはまあ、意図がよくわからない。良い俳優を使ってもセンスの良いCMにはならないといういい例を示したかっただけかもしれない。
 グッジョブ、とは言うがウェルダンと言っているのを聞いたことが無い。「はい、よし」ぐらいの意味合いならWell-doneという言葉がある。桜のマークの中に「よくできました」と書くなら「グッジョブ」ば悪くない。「たいへんよくできました」なら「エクセレント」あたりかもしれない。
 
 今私は、「悪くない」という表現を使った。日本語はあいまいで、外国語は、はっきりしている、という言われようをするが、英語にも「悪くない」という表現がある。「not bad」と言う。悪くないのだから良い、ということを言いたいのだが、直接的にエクセレントなんて言えるほど、こっちはやわなやつじゃないんだぜフフ、のような褒め言葉である。グッジョブやウエルダンやエクセレントより、人間臭い。「not bad」はカナで書くと「ノッバッ」になるのだろうか。人間臭いと言ってもカナで「ノッバッ」と書かれたら褒め言葉とはまったく思えない。馬鹿にしやがって、と腹が立つぐらいのものだ。しかし、「not bad」は時として最高の褒め言葉になる。

 継続して手を抜かずに努力している人を見ると頑張っているな、すごいな、と思う。そう思ったときには、そう思ってますよ、と言ってあげたい。ほんのちょっとした一言が、誰かの元気の種になることがある。芽が出て太い幹になり、やがて大きな花を咲かせる。元はほんの一言、「頑張ってるね」と言ってくれたおかげ、ということだってある。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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