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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

お家芸予算

2010-08-13 08:21:33 | 日記
 高い空の吹き流したように薄く白い雲を背景に、小さな雲の行列がビルの避雷針にぶつかるぐらい低いところを電車が走るように流れて行く。風が気持ち好い。さすがに立秋を過ぎて少し暑さはおさまりつつあるようだ。「残暑」とは何とうまい表現だろうか。濃い夏は薄くなり、暑さだけが残っている。

 その残暑の中、政府はすでに来年度の予算編成に取りかかっている。800兆円以上の財政赤字をどうやって減らしていくのか、その方向性が気にな るところだ。
 が、参院選でボロボロになってしまった民主党はガツンと緊縮財政に舵を切る作戦が取れなかったようだ。国債発行額は今年度の国債発行額と同じ44.3兆円以下に何とか抑えようね、と言うことになったようだ。ここ数年、多くても30兆円ぐらいの国債発行額でなんとかしのいできたのに、今年度急に44.3兆円の巨額の国債を発行し、来年度も、ま、その辺で何とかしましょう、と言っているのである。
 IMFがこのまま政治無策でいると、2015年には日本は世界一のスーパー借金まみれ貧乏国になりますよ、と諭してくれたのはほんの数ヶ月前だ。その当 時は首相も「こりゃいかん、消費税増税でしのがなきゃ」と叫んでみたものの、周囲から叩かれるとシーンとしてしまった。増税しないなら、何かを 削って財政赤字から脱する道を目指すのかと思ったら、それもやらず、とりあえずまた借金しとくか世の中厳しいし、という予算を組もうとしている。

 問題の先送り、未来へのつけ方式というのが、わが日本のお家芸的政治手法だったように思う。民主党になって変わってくれるかなと、ちょっぴり期待していたのだが、簡単には行かないようだ。あちらもこちらも立てないといけない政治家の皆さんも中央省庁のみなさんもご苦労なことだろう。同じように体質というかビジネスモデルの転換が必要なわが社は、せめて問題を先送りしないで早いうちに何とかしようと人の振り見てわが振り直せと決意 を新たにしたところだ。

 長い目で将来を考えるなら、力を入れなければならないのは「教育」だ。これは国家も企業も同じだろう。あらゆる面で、人が財産であることに変わりはない。今後の予算編成論議の中で「教育」がどのように扱われていくか注意して見て行く必要がある。もし「教育」や「技術の育成」など将来の日本を作る基になるものに力を入れようとする姿勢が見えないなら、それはかなり危険な政治のあり方だと考えたほうが良いと思う。
  

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント (1)
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