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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

CTとMRI

2010-08-04 10:37:05 | 日記
 病院に行って検査というと最近は、「CT」や「MRI」などという言葉が頻繁に使われる。体の中を調べるのに、切って覗かなくて良い。「胃カメラ」や「内視鏡」と呼ばれる、管の先にカメラを着けた機械も性能が上がって癌の発見にはかかせないものになっているらしい。胃カメラや内視鏡と言われればなんとなくどんなものか想像もつくが、「CT」や「MRI」と言われても、なかなかどんなものか想像がつかない。

 「CT」は「コンピュータ断層撮影」とも呼ばれる。いわゆるレントゲン撮影の進化版だと思えばよい。四方八方から放射線を当てて、体の中を通過してきた放射線を記録する。体を輪切りにした精密な写真が取れる。

 「MRI」は「核磁気共鳴画像法」などと、なんのことかわかりにくい訳語になっている。CTとはまったく異なる方式で、やはり体内の構造を画像化する。CTは放射線であるから、頻繁に何回も使うと検査が元で癌が発症してしまうかもしれない危険性をはらんでいるが、MRIは放射線ほど強烈なエネルギー波を使わない。体を構成する細胞、その細胞を構成するたんぱく質分子、その分子を構成する原子、の原子核に磁場をかけ、磁場をかける前とかけた後で原子核がどのように変化したかを放射線とは比べ物にならない非常に微弱なエネルギー波を使って観測する。MRIもCTも高度なコンピュータ技術があってはじめて利用できる検査手法である。

 CTもMRIも一長一短あるようで、病状によって使い分けされている。放射線を使わない、という安心感から脳の研究には、MRIが使われることが多いようだ。特に「fMRI」、Functional(機能的な)MRIという、MRIを使って脳の血流状況をリアルタイムで検査する研究などが盛んに行われている。

  その最新研究で、2人の人が話し合いを行っていて、共感していると感じている状態の時には、2つの脳の同じ部位が1つの脳であるかのように同じように反応していることがわかったそうだ。
 研究が進めば「言葉」が2つの脳をシンクロさせているのか、あるいは今まで誰も考えたことの無い、体から発散される何らかの物質が物理的に作用しているのか、他者と理解しあう心の秘密が見えてくるかもしれない。
 人と共感しやすいタイプの人とそうで無いタイプの人の違いなどのメカニズムが明らかになってくれば、コミュニケーション不足が原因で発生する様々な問題を解決する何らかの新しい道筋が見えてくる可能性もある。


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株式会社ジェイエスピー
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