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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

円高株安

2010-08-25 10:12:01 | 日記
 急激な円高である。株価も急落した。そんな状況下で代表的な新聞各紙がどのような報道をしているか、調べてみた。
 各紙の一面トップは以下のようになっている。
 
 日本経済新聞、「日銀、追加緩和を検討」。つまり円高に対し、日銀がどう動こうとしているか伝えたもの。その左側に「円急伸、日経平均9000円割れ、策あるのに鈍すぎる」、という日銀、政府に対し一定の理解を示しながら、でもやっぱり遅いんじゃないのやり方が、と批判も込めている。
 
 読売新聞、「経済無策 見透かす市場 円急騰 財務相会見も不発」と来て、その左には民主代表選 小沢氏「一両日中に判断」出馬困難の見方、となっている。「日韓100年」という特集を組んでいて、そちらの面積のほうが幾分広い。とにかく「経済無策」という言葉だけは伝えよう、という紙面になっている。

 毎日新聞、「円独歩高一時83円台 財務相 介入に触れず」となっており、その左側が「猛暑余波」と来春の花粉の量が5倍に膨れ上がる可能性などを伝えている。円高、株価急落についてはできるだけ事実のみを伝えようと努力している気分がうかがえる。

 朝日新聞、ホメオパシーは「荒唐無稽」学術会議が全面否定談話、という記事が大きくトップ扱いになっており、円急騰記事は、中央に小さな扱いとなっている。

 ちなみにNHKの朝7時のニュースはトップが民主党代表戦、次が円高だった。

 朝日新聞がトップで取り上げたホメオパシーというのは、病気の元になる物質を薄めたものをあめ玉に混ぜ、なめていれば自然治癒力が高まって病気にかからないという医療スタイルのことだ。このとき使われるあめ玉をレメディーと呼ぶ。朝日の紙面は、これはもうまったく医療と呼べるような代物じゃないので、これを信じて命を失うのはもったいないことだという報道姿勢が強く出た形になっている。同じ記事は毎日では4面にある程度大きく取り上げられたほか、日経、読売では社会面にこれでもかという小さな扱いになっている。NHKの朝7時代のニュースでは取り上げられていない。

 一般市民の生活に大事だと思うことを伝えよう、お客様のためになる情報を伝えようという各紙の思いの違いが、紙面を大きく変えている。時代の空気を読む感覚が個性化しているというのは面白いことだと思う。どの新聞も皆同じでは、いつ洗脳されてしまうかわからない。しかし、時代の一部が切り取られて、紙面トップ記事に貼り付けられても、それが何を意味しているのか、何を意味することになるのか、理解できる人は数少ないに違いない。世界はあまりにも大きく、理解し難い。だからこそ面白い。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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