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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ここは「ひとつ」「な」と「ね」

2010-08-26 10:28:10 | 日記
 「ここはひとつ、みなさんよろしくお願いします」とか、「ひとつ頑張ってみようじゃありませんか」などと、年かさの皆さんはごく普通に「ひと つ」という言葉を使う。正直なところ意味もよくわからないし、私はまだ使えないが、なかなか味わい深い言葉だと思っている。バラエティー豊かな選 択肢の中から、まず「ひとつ」、試してみませんか、という響きがある。スリーアウトを取らなければならないが、まず「ひとつ」取ったぞ、と1本の 指を高々と天に突き上げるおもむきがある。
 ところが、この「ひとつ」は確実に絶滅危惧種に位置づけられるように思う。若い人が使っているのを聞いたことが無い。
 同じおもむき深い言葉として、語尾の「な」、がある。高視聴率を続けている朝のドラマ「ゲゲゲの女房」で水木しげるは、「そうですな」「それは いけませんな」と語尾に「な」を付けた話し方をする。つい最近まで、語尾に「な」を付けた話し方は、生活のどこにでもあったような気がするのだ が、最近はほとんど聞かなくなってしまった。「な」に変わって増えているのは「ね」である。「そうですね」「それはいけませんね」と何でも「ね」 が付くようになってしまった。「ね」が語尾に付く話し方は、粘着質が強く、子供じみた印象がある。それに対し、「な」は、さばさばしていて大人の 雰囲気がある。私も「な」を語尾に付けて話したい、と密かに思っている。
 
 「ここはひとつ、みなさんよろしくお願いします」
 「そうですな、ひとつ頑張ってみますか」
 「頑張らんといかんですな」

 なかなか、おもむき深い。男性が話している、という感じがする。最近ではこれが

 「では、みなさんよろしくお願いします」
 「そうですね、頑張りましょう」
 「頑張らないといけませんね」

 これも悪くないが、男性が話しているのか女性が話しているのかわからない。つまり話し言葉に性差が無くなって来た、ということだろうか。その意 味では、リアルに聞いたことはあまり無いが、女性特有の話し方として語尾に「わ」が付くものがあったが「わ」の後にさらに「ね」も付いてかなり着 飾った感じがする言い方も今ではまったく聞かなくなった。たまに女性が「わ」に「よ」を付けて話しているのを聞くと、懐かしくなったりする。子供 の頃、母にくっついて外出すると、道で出会った人と、急に聞いたことも無いような話し方で話始めて驚いたものだ。よそ行き用の言葉遣いだったのだ。


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