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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

YSCP

2012-07-26 10:14:13 | 日記
 今週は、第2回横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)フォーラムに行ってきました。横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)とは、日本型スマートグリッド(スマートグリッドとは2009年7月にアメリカで提唱された電力の供給を効率よく行う事)の構築や海外展開を実現するための取り組みとして、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に平成22年4月に選定されたプロジェクトです。横浜市と民間企業とで協働し、再生可能エネルギーや未利用エネルギーの導入、一般世帯・事業者・地域でのエネルギーマネジメント、次世代交通システム等の各プロジェクトに取り組んでいます。

 今回のフォーラムでは、林文子横浜市長が冒頭に挨拶をされその後、以下の講演がありました。
1.関東経済産業局より、主に大企業向け「国の支援策説明」
2.P社より、BEMS(Building Energy Management System)アグリゲータ(クラウド等により自ら集中管理システムを設置し、導入事業者に対しエネルギー管理支援サービスを行う)に採択された事による「省エネシステム導入の提案」
3.T社より「BEMS補助金紹介」
4.横浜市より「横浜市の環境・エネルギーに関する取り組みについて」

 次にYSCPプロジェクトの発表がありました、こちらは新たな事のアナウンスもあり、面白かったので紹介します。
1.2010年からスマートグリットプロジェクトにより実証実験が計画されスタートしましたが、2011年3月11日の震災により大きく方向性が変わった、日本の場合震災前はどちらかと言うと余っている系統網電力を効率よく使うかを検討していたが、震災を境に、電力不足対応、非化石燃料エネルギーの活用にシフトしました。
2.N社からは、電気自動車活用したモビリティ・スマートの取り組み紹介がありました、電気自動車リーフ(定価380万円、補助金で実売価格280万円)はフル充電で200km走行可能である事と、24kWhのリチウムイオンバッテリーを積んでいます、これは一般家庭の2日分強が賄える事、しかも家庭据え置き型バッテリー(200~300万円)の約3台分(約1000万円相当)つまり相当割安です。
3.ジェイエスピーも会員(約60企業:中小企業が多い)になっている「横浜スマートコミュニティ」では、エネルギー自律を果たした植物細胞(葉緑体での光合成で生成、液胞により栄養分を蓄える、消費のサイクルで完結)の生命観にもとづくコンセプトを掲げています、例えば「自律協調エネルギーシステムを持つ家」では太陽光発電(創電)、各種コンバータによる制御(直流の活用)、蓄電(電気自動車活用)による停電対応システムの提案を行っています。また、当社近くの住宅展示場(平沼橋)に植物細胞の形をモチーフにしたモデル住宅の建設が決まっています。全部で3棟建設ですが、まずは資金のめどがついた1棟目を建設します。

 横浜市は環境未来都市(他に北海道下川町、柏市、富山市、北九州市)に選定され、大企業が資金を使いBEMSにおいては、かなり実現してきていますし、CEMS(CommunityEMS:要のシステム) につてもだいぶ手を付けています。当社もHICT関連のスキマへでも参入出来ないだろうかと考えています。(鉄)


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