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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

『永山元死刑囚の遺志、ペルーに』

2013-01-18 12:39:10 | 日記
唐突ですが、永山則夫って知ってますか?

あ~知ってる。なでしこジャパンんの則夫でしょ。

いやいや違います。

その方は、佐々木則夫さんです。

永山則夫は、日本で初めて未成年にもかかわらず、実名報道
された元死刑囚です。

昨年8月に、この元死刑囚に関する新聞記事がどうにも
気になり、ずーと保存していましたのでここで紹介したいと思います。

このブログをお読みいただいた方々と、死刑制度の是非や、
永山元死刑囚について論争しようとは、全く考えておりませんので、
ご了承ください。

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『永山元死刑囚の遺志、ペルーに』

・・・・働く子供の学費支援・・・・

永山元死刑囚は北海道生まれ。集団就職後、19歳だった1968年に東京などで4人を連続射殺し、22年後の1990年に死刑が確定した。
幼少期に親に捨てられ、極貧生活を送った半生を獄中で記した『無知の涙』、小説『木橋』『死刑の涙』など、多くの著作を出版した。

死刑は1997年8月に執行されたが、彼は執行の直前、「本の印税をペルーの貧しい子供たちに送ってください」と遺言したという。

この印税は死刑執行後15年をたっても『永山子ども基金』となり、南米ペルーで働く子供たちの活動資金や学資として活用されている。

現地では、基金で教育を受けた子どもたちが成長し、この活動を支えるようになった。

ペルーの首都リマのスラム街では、先住民シピポ族の子どもたちが親を手伝い、独特の模様の工芸品やバッグなどを作り、町に出て売り歩く。

活動を見守るのはNGO『インフォント・ナガヤマ・ノリオ』。
子ども自身をメンバーにし、労働者としての権利を教え、働いたお金で学用品などを買う。『永山子ども基金』が活動資金となっている。

NGO『インフォント・ナガヤマ・ノリオ』の責任者として子供たちを教えるゲバラさん(22歳)も、5歳の時からパン職人の父を手伝う『働く子ども』だった。
働く子どもの権利を守る労働組合に入り、『永山子ども基金』の奨学金を得て専門学校で英語を学んだ。

ゲバラさんは「ナガヤマは大きな過ちを犯したが、困難を乗り越え変わったと思う。もし、ナガヤマが子どもの時に、子どもの労働組合があったら、罪を犯さずにすんだかもしれない」と言う。

控訴審で永山元死刑囚を弁護した大谷弁護士は、彼に「もし、生きることを許されたら何をしたい?」と尋ねたところ「自分と同じような子どもが生まれないよう、無知から子どもを救いたい」と答えたという。

死刑執行後に著書は売れ、印税は1千万円以上になった。大谷弁護士が代表になり、遺言通り基金を創設し執行15年たった今もチャリティーコンサートを毎年開催し、印税と合わせ50万円をペルーに送金している。

大谷弁護士は「ぺるーの子どもたちが今も皆が力を合わせ頑張っている姿を見たら、永山君もきっと喜ぶでしょう」と話している。

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死刑囚でも生きている間に改心し、後世に役立つことが出来るという、お手本なのでしょうか。

永山元死刑囚は、存命中に得た印税は殺害した4人の遺族に全てお渡しし、遺族が受け取りを辞退したためペルーに送ることを、弁護士に委ねたことを追記しておきます。

ちょっと気になった記事でした。 (高)

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  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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