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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

正しさ

2015-07-01 10:04:28 | 日記
何が何やらであっと言う間に2015年度も3ヶ月が過ぎ、第2Qに突入である。4月に書いた記事でもあっという間に2015年度の4/1になってしまったという様な事を書いた気がする。いやはや時が経つのは早いもので、きっと夏ももの凄い勢いで過ぎていくのだろう。
近年わが社では社員会や社員の主催のイベントも増え、土曜日曜と言えど予定が入る場合が多い。活性化という点で言えば嬉しい限りだが、やはり土日は平日の疲れを取るためゆっくり過ごしたいという自分との葛藤もある。出不精な性分のため、お誘いについては「誘われる内が華」とばかりに出かけてはいるのだが。もう週休3日でもいいんではないかと思ってしまったりもする。
ただ平日5日分フルでなければこなせない仕事量のため、結局仕事が終わらず5日勤務していそうだが。

そしてまたしても急に忙しくなった時にピンポイントでブログ当番が回ってくるのは、もはやマーフィーでもよくご存知の風物詩だ。運命を呪うか陰謀説を信じたくなってしまうのも、たまには許していただきたい。


さてさてまた字数を稼いだところでお題の「正しさ」である。


人が行う事象において、何が「正しい」かと言われれば、それは目的に対して状況を把握、判断し、望む結果に対して手段を選択する。そのすべてにおいて破綻が無い事を「正しい」と定義する。


状況の判断をせず、観念や想像のみを元に議論めいたものをもちかける事をよく「空中戦」と揶揄する。乱暴な言い方をすれば、もやもやしたものを以て浮いた状態で好き勝手な話をする状態に等しい。この空中戦が成立するのは、ごくごく一部の天才同士の会話だけである。大概は即座に撃ち落されるか、不毛な旋回と発砲をお互いに続け、時間の無駄に終わる事が殆どだ。

対して、前述の目的の定義、共有と関連状況、前提条件のすべての把握、それに基づいた手段の取捨選択、そして結果を導出する事を地に足がついた議論として「地上戦」と例える事がある。

そもそも目的を同一とし、知らなかった情報があれば即座に手段を修正して結果を出すわけで、難しい理屈ではない。さまざまな意見が出ても、議論がスムーズに進むときは、この状態である事が多い。


転じてIT業界でのシステム開発において言えば、目的とは要求される要件を満たせるかどうかであり、関連する情報を集め、計画を立てたり方式を選定、策定しさまざまな体制を作る。要件を満たすための手段が設計、実装、テストで、その結果としてもたらされるのが、提供、納品するシステムであり、サービスである。

何かを作る場合は、その目的が何なのかを正確かつ漏れなく把握し、プロジェクト内で共有する事をまず第一に考えた方がよい。それをせずに形だけ真似してもいずれ破綻する。そもそも目的やそれに関連する前提条件に齟齬があれば、「正しい」ものなど実現しようがないからだ。

そこで重要になってくるのが、各種の要件定義書に始まる各種仕様、設計ドキュメントだ。これらをプロジェクト内の共通言語とし、レビューと補完を繰り返さなければ手段も間違えるし、結果も得られない。

開発等において、一部のコードや方式等についてのみを以て判断し、製造や修正をする技術者(?)が常に大丈夫かと心配されたり、胡散臭く思われたりするのはここに原因がある。


また関連する状況の全てを自分で把握せずに判断したりしているのは、ただ自分の気分に理屈をつけ、絶対化しようとしているだけである。特にトラブル発生時はこのような把握不足の判断は一回全部捨てる事をお勧めする。解決の邪魔になるだけだからだ。

これらの理屈が、今困った事が起きている諸氏の解決の手助けになれば幸いである。




今回はオチが無いというオチで。
(刑事長)


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  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント
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