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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ペット介護

2012-07-18 09:57:42 | 日記
約10年程前、小型犬のブームがあった。当時、テレビCMに出演した白いチワワがとても人気だったのを覚えている。ミニチュアダックス、チワワ、トイプードルなど、成長しても小さく、室内でも飼い易いペットとして人気が出た。今でもペットショップに行くとほとんどが小型犬で、いまだに人気が高い。

私の妻の実家でもミニチュアダックスを飼っている。名前は「ゴマ」。手のひらにすっぽりと収まるサイズでゴマみたいに小さかったというところから名づけられた。妻の実家といっても歩いて15分ほどの場所にあり、毎日我が家へ遊びにきているので、我が家の犬といっても過言ではない。我が家のゴマも当時のブームのさなか、家族の一員となった。そんなゴマもすでに12歳。人間でいうと80歳過ぎのおばあちゃん犬になってしまった。

我が家のゴマと同年代の犬はかなり多いと思うが、犬も人間同様、年をとると介護が必要になってくる。現在のゴマは歯が弱り、柔らかい食べ物しか食べられなかったり、おなかに大きな腫瘍ができてしまい、満足に散歩もできない状態となっている。

飼い始めた当時は、ペットがいることで家族が集まり、コミュニケーションが生まれたり、子育てを終えた夫婦が癒しを求めて飼い始めたりと、良い印象が先行していたが、現在は、ペット中心の生活で、家族の行動が制限されてしまっている。

先日仕事である家族に会う機会があった。その家族は、17歳になる老犬のために家族全員で交代で24時間ペットの介護をしていた。

人間の世界は、高齢化が進み、高齢者介護が大きな社会問題となっているが、ペットも同様の問題を抱えていると私は思う。ブームから10年が経ち、老犬が増えた現代。人間の老人ホームのように、ペット介護施設も登場している。まだ、利用数は少ないようだがこれからは必要なのかもしれない。

さて、我が家のゴマだが。
本日、腫瘍摘出の大手術を受けることになっている。腫瘍が大きくなりすぎてしまったため、先生に相談して摘出することにしたが、12歳という年齢を考えるとかなり危険な手術となる。

読者のみなさまもゴマの手術成功を祈っていただけると心強い。

(岳)


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傘忘れ

2012-07-17 11:13:22 | 日記

連休を含めここ数日はギラギラ晴天が続いているが、あまり降らない日が続くとなんだか雨も恋しくなってしまう。あいにく今日も晴れており、テーマと合わない気がするが、久々に雨を思い出せば幾分か涼しい気持ちにならないだろうか。

梅雨の季節になると、よく会社で傘を忘れていくお客さまがいるが、そのまま取りに来ることなく、他の置き傘と紛れあっと言う間に誰の物かわからなくなってしまう。そもそも置き傘も誰のものか怪しい。
時々思うのだが、後日連絡をしてあげたり、届けてあげられないだろうか。
しかし、わざわざそこまでしなくてもその内自分から取りにくるからいいや、と思ってやる人が少ないから徐々に溜まっていく。
傘は淋しい。いままでずっと手に握り締めてきたのに、躊躇うことなく手放してしまえる存在のように感じる。

確かに他の所持品とは違い、ワンコインの値打ちでいつでもどこでも手軽に手に入る。そう思うと、高いデザイン性のある傘を買うのがもったいなく感じてしまう。それとも高い傘を所持すれば傘忘れがなくなるのだろうか、もし忘れても時間を割いて今まで来た道を戻り探し回るだろうか。私なら公共の施設に忘れたら、誰かが届けてくれるのを前提に後から窓口に問い合わせてみる。コンビニや飲食店だと届けてくれるかどうか不確実だから、時間があれば戻るかもしれない。しかし、それが通勤時だとしたらどんなに大事な傘でも「忘れたから遅刻」など言いづらい。

おそらく傘忘れは高くて気に入った傘を買うことなどはしないのだろう。どうせどこかに置き忘れるものだ、と思って安物を買うのが常だと思う。
今ではそんな傘忘れ防止(あるいは間違い防止)の為にアイデア付属品が沢山出始めている。たとえば、傘につけるキーホルダーや滑らないようにするために持ち手部分に被せるゴム製のカバー、あるいは喫茶店などのテーブルの端に傘の持ち手を掛けておくが、すぐに落ちてしまうのでそれを防止するためのアクセサリ、他にも人と区別できる商品が色々ある。いずれも女性向けのデザインが多いのが少し残念だ。

傘忘れはアイデア商品を傘に付けてみてはいかがだろうか。

私はというと、傘忘れなのだが最初から家から持ってこない傘忘れのタイプである。そんな日には心優しい方々に置き傘を貸していただけるのだから、とてもありがたいことだ。しかしこんなことを何度も繰り返してはそのうち呆れられてしまう。なんとかしなければならない。家から持参し忘れる人向けのアイデア商品もあったらいいなと思う。(や)


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意志の力

2012-07-16 10:05:43 | 日記

 最後までしっかり真面目に走ればもっとすごい記録が出るのに、と何度かそう思ってきた彼の走りだった。しかし、彼の歴史を知ると、記録よりまず勝てたこと、自分の努力が形になったことが嬉しくて嬉しくて仕方がない、その気持がよくわかった。
 
 ウサイン・ボルト。その走りの秘密をNHKが「ミラクルボディー」と言う番組で解き明かした。われわれ日本人には、彼らのような肌の人種を見ると生まれながらに肉体的な優位性を感じてしまうところがある。日本人にはない力を遺伝的に持っているのだろうと考えてしまいがちだ。つまり、それほど努力しなくても天賦の才で早く走ることが出来ているのだろうと、そんな風に決めつけてしまっていた。しかし、違っていた。実は、まさにその逆。彼は生まれながらに背骨がぐにゃりと右に曲がった形になっている。「脊柱側わん症」という病気らしい。その病気のために、体は右に傾き、左右の歩幅は大きく異なり、腰骨が腿の筋肉をひきつらせ、すぐに肉離れを起こさせてしまう構造になっている。
 
 そもそも、予選から何度も真剣勝負を繰り返せる体では無かったのだ。ジャマイカという国のありようとも深く関係しているのだろう。名をなして世に出るために彼は、自分を鍛える道を選んだ。鍛えて鍛えて世界ジュニア選手権やユース選手権に優勝。アテネオリンピックの代表に選ばれたが、結局、予選敗退。結果を出すことが出来なかった。ジャマイカではスポーツで結果を出した選手は英雄だが、何も出来なかったボルトはひどい目にあった。だがそこで消えていかなかったのが、彼の強い意志の力の証明だ。
 
 これまで以上にハードなトレーニングを積み、脊柱側わん症で歪んだ背骨を筋肉で支えてしまう強靭な肉体を作り上げた。自分が作ったこの体で、ジャマイカ国民にそして世界に自分が勝てる男であることを証明してやる。そう思って臨んだのが、北京オリンピックだったのだろう。圧勝だった。最後には嬉しくて自分を褒めて走った。
 
 彼はこれまで、勝てなかった自分に向けられた世間の冷たさを跳ね返すために必死で頑張って来たが、すでに彼は世界の英雄である。そこで新しい挑戦の目標が生まれた。「記録」への挑戦である。だが、記録に挑戦するためには、「脊柱側わん症」の体は不利なことだらけだ。それでも彼には強い意志がある。負けない、負けない、撮影中も絶えず自分自身に言い聞かせている。
 
 腰をかがめてスタートの練習を行うのは、普通でも腰と足の筋肉の構造上、肉離れの危険性を大きく膨らませるが、彼の場合はなおさらだ。だが、記録に挑戦する覚悟を決めた以上、その練習を止めるわけにはいかない。番組の中では練習がきつすぎてトラックに這いつくばって吐いているボルトの姿も写されていた。それだけ練習していたからこそ、昨年韓国テグで行われた世界陸上のフライング失格という紙一重のミスが起きてしまったのだろう。
 
 ウサイン・ボルトは、強い意志があれば奇跡を起こすことが出来る、そう信じさせてくれる生きた証だ。ロンドンではミス無く肉離れ無くゴールまで駆け抜けて欲しい。なんだか全力で応援したくなって来た。(三)
 
 
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忘れられる権利

2012-07-14 15:46:03 | 日記
 昔は、と言ってもそれほど遠い昔ではないが、写真を撮ると言えばフィルムに映像を焼き付けることだった。それが今では0101の並ぶデジタルデータで写真が撮れる。だからフィルムでなく磁気記憶装置があればフィルムを巻いたり交換したりしなくても写真が撮れる。最も素晴らしいのは、撮った写真をいきなり電波に乗せてネットで繋がるサイバー空間に投げ込めることだ。ひとたび雲の中にあるサイバー空間に投入されれば写真データはネット社会が生き続ける限り永遠に残っていく。
 
 同じように文字も最近はペンを使って書くことが少なくなって来ている。本物のキーボードか画面に表示される擬似キーボードかはさておき、ポチポチとキーを叩いて文字を書く人が増えた。ペンを握って黒い炭素分子を紙の上になすりつける動作はマークシートを使った公式な試験の場だけで行われる所作になってしまうかもしれない。デジタルな文字もまた、即座にネットに投入することが出来、国境を越えた雲の中で自由に行き交うことが可能だ。
 
 音声も映像も、大容量の記憶装置さえあればいくらでもデジタル化して蓄積することができ、雲の中のサイバー空間で共有される。
 
 ただし、現実と真実が異なるように、雲の中の記録と真実が異なる場合もある。アナログな現実世界では世界を見る自分の目、見方、認識、考え方が変化していくのは、むしろあたり前のことだが、記録は過去のまま変わることがない。そればかりでなく、サイバー空間の向こうで暮らす何者かによって、故意に歪められてしまう場合もある。思いもよらない中傷、誹謗の数々がデジタル化されて記録されていく。
 
 デジタル化されたデータだけで人格を再構成し、意識ある個体として再生させるという未来を描いている方々もいる。いずれ確かにそういうことが出来る社会も到来するかもしれない。グレッグ・イーガンが書いた「ディアスポラ」というSF小説の中では人類は肉体というハードウェアを捨て、ソフトウェアだけになってこれまでにない宇宙進出を果たす。こうした方向性が良いことなのか悪いことなのかわからないが、それほど遠い未来に進む前に、私たちはもっと人間についての理解を深めないといけないだろう。
 
 デジタルな記憶装置で構成されるサイバーな社会と生身の人の社会で異なる大きな違いは、サイバー社会はすべてを忘れず、人の社会はみんな忘れてしまう、ということだ。忘れないように努力してもなお、人は忘れていく。しかし、デジタルな記録はそのままの形で残る。しかも、分散して様々な場所に記録され残っていく。雲の中のどこに記録されているのか特定することすらできない。
 
 人には「忘れられる権利」がある、としてEUでは1月に新しい個人情報保護の法案が作成され2年後から施行されるという。サイバー空間を拡大することによってビジネスを拡大させてきたITの仕掛け人たちは、この「忘れられる権利」にどのように向きあうのか。どのような仕組みを作って「忘れた」ように見せかけるのだろうか。
 
 ギリシア文明の彫像は皆白い大理石で出来ていると考えられていたが、実は作られた当時は極彩色豊かな色に塗られていた、という。その昔、そのことに気付いた大英博物館では白いほうが美しいと考えて収蔵されている彫像の表面を白く輝くように磨いて展示した、という。そのために世界の人々はギリシアの彫像は白いものだと思い込んでしまった。
 
 「忘れられる権利」をどう実現するか。間違えるとギリシア彫像は白いと思い込まされてしまったように、今が正しく未来に繋がらない。(三)


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プレゼンテーション

2012-07-13 10:12:14 | 日記
 つい先日研修で、プレゼンテーションをする機会があった。研修の内容としては、お客様から要求をいただき、それをもとにお客様に新たなシステムを提案する、というものであった。その研修の中で、様々な会社の社長や部長の前で発表を行った。そんなこともあったので、今回はプレゼンテーションについて書かせていただこうと思う。

 そもそも私は人前で話すことが得意とはいえない。なにせ、あがり症なのだ。緊張して仕方がない。声や足が震えないようにするので精いっぱい、という感じである。
 そんな私だが、プレゼンの経験は結構積んでいる。学生のころは大学院まで進学していたので、学会での発表を行っていたし、入社してからも研修や展示会など、人前で話す機会は多くいただいた。最初のころはそれはもう緊張して黙ってしまうことや声が震えてしまうことなどもあり、悲惨なものであったが、最近ではようやく人並みに発表ができるようになったかな、と自分では思っている。そのため、ここで自分なりのプレゼンテーションのコツを書いてみたい。

 プレゼンテーションを行う際に私が最も重要だと思っていることは、まずは何より練習である。
 あがり症の私は人前に出て話す段階になると、頭の中が真っ白になってしまう。そこで練習をしていないと次に話すことが出てこず、黙ってしまう時間ができる。そうなってしまうと、より一層焦っていってしまい、悪循環となってしまう。だが、練習をしておき、話すことが全て頭の中に入っていてしまえば、後はそれをそのとおりに話していくだけ、それだけでも随分と楽になる。また、練習をしておけば、自信にもつながる。自信を持つ、ということはプレゼンテーションをするうえでも重要なことである。
 もう一つ重要だと思っていることは「はったり」である。内心どれだけ緊張していても、表面上は自分の案に自信があります、という風に見せるのだ。具体的には笑顔で、大きな声で、ゆっくりと話す、ということを私は気をつけている。そうすることで、なんとなく自分も本当に自信があるような気分になってくるのだ。

 ここまで自分が人前で話すさいに気をつけていることを書いてみた。これがあがり症の人に少しでも役立てば幸いである。(阪)


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