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ジョーの映画化

 3月上旬に次のニュースを見つけた時は驚いた。

 『名作ボクシング漫画「あしたのジョー」が実写映画化され、「NEWS」の山下智久(24)が主人公、矢吹丈を演じることが7日、明らかになった。名物トレーナーの丹下段平を香川照之(44)が演じる。ジョーが貧民街からボクシングと出合い、宿命のライバル力石徹と戦うまでを描く。製作のTBS関係者は「ロッキーを超える!」と宣言。普段からボクシングジムに通う山下も「自分のすべてを出す」と意気込んでいる。来年冬公開』

 山ピーがジョーを?何とも複雑な気持ちになった。山ピーを知らないことはなかったが、彼がジョーにふさわしいかどうかはよく分からなかった。ジョーと言えば世を拗ねた男だ。拗ねていながらも熱い心を持った男だ。そんなジョーを山ピーが演じきれるかどうか・・、彼の主演したドラマを一度も見たことのない私では、何とも判断のしようがない。だが、何といっても「あしたのジョー」は、私にとっては「巨人の星」と並ぶ2大バイブルだ。決しておろそかな映画にしてほしくはない。その意味では、香川照之の段平は納得できる。段平には今でも藤岡重慶が最適だと思っているが、亡くなってしまった今、段平役を任せられるのは香川くらいしかいないように思う。
 しかし、問題は力石徹だ。誰が力石を演じるのか、それがこの映画の命運を握る、そう考えてずっと配役の発表を待っていたのだが、1か月以上も経って先日やっと明らかになった。

『俳優の伊勢谷友介(33)が、人気漫画を実写化する映画「あしたのジョー」(曽利文彦監督、来年初春公開)で、主人公・矢吹丈の宿命のライバル、力石徹を演じることが16日、分かった。NEWSの山下智久(25)演じる丈と人気を二分するキャラクター。3カ月前から肉体改造中で「力石の気迫に負けない、それ以上の執念をもってやり遂げたい」と気合十分。山下とともに“伝説の試合”をよみがえらせる』

 伊勢谷友介って誰?そこで早速調べてみた。

『伊勢谷 友介(いせや ゆうすけ、1976年5月29日 - )は、日本の男性俳優、ファッションモデル、映画監督、美術家。東京都目黒区出身。幼少の頃は函館の五稜郭町に住んでいた。日本大学豊山高等学校卒業。東京藝術大学美術学部大学院修士課程修了。表現集「REBIRTH PROJECT」代表』

 出演した映画やTVドラマのタイトルを眺めていてもまったく記憶がない。昨年はNHKの『白洲次郎』で 白洲次郎を演じたようだが、残念ながら見ていなかった。ならば、と写真を探してきた。


 おお!!これはすごい、確かに力石を彷彿とさせる風貌だ。しかも、『体重65・5キロから61キロに落として3月30日、クランクイン。続いて6キロ増量し、やせる前のシーンを撮影。ジョーとの決戦までに今度は60キロ以下まで落とす予定』だと言うからその意気込みはまさに力石の闘志に匹敵する。そしてそのワンシーン・・。


 山ピーはどうあれ、伊勢谷の力石だけでも一見の価値がありそうだ。楽しみになってきた・・。

 この映画の前にも、5月には香取慎吾の「座頭市」、12月には木村拓哉の「宇宙戦艦ヤマト」とジャニーズ主演の映画はたくさんある。きっと妻に付き合って見に行くと思うが、見ごたえのある映画に仕上がってくれることを願うばかりである。

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