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メジャー指向

 スマートフォンでは i-mode が使えないので、登録してあったサイトはすべて解約した。ウエザーニュースやNHKのニュースからは速報メールが届かなくなったが、どういうわけか、ワールドベースボールからは速報メールが届く。青木や中島、そしてダルビッシュのポスティングで入札したチームを知ったのもこのメールでだった。そして昨日は、川崎についてのメールが届いた。

マリナーズが川崎とのマイナー契約を発表

 川崎ついてほとんど知らない私だから、特別な感慨も浮かんでこなかったが、さすがにマイナー契約というのにはがっかりした。昨年度の日本一になったチームの遊撃手が、マイナー契約とは・・。う~~~ん・・・。
 川崎自身はFA宣言した時に、マリナーズ限定のメジャー移籍を希望していただけに、願いが叶って大喜びかもしれないが、なんだか寂しい気がしなくもない。「いくら何でも、それは己を安売りしすぎてるんじゃないのか」と川崎に言いたい気もする。イチローに心酔し、イチローと同じチームでプレーしたいという彼の純粋な気持ちを理解できないこともないが、かと言って、イチローと一緒になれさえすれば、あとは無条件でOKというのも極端すぎる。30歳という彼の年齢を考えれば、野球少年の一途な思い、という「ちょっといい話」にするのも無理があるような気がする。イチローにそこまでの人間的魅力があるとも思えないし・・。よく分からん・・。
 
 だが、日本人野手の評価がMLBでは低下しているのも、川崎がマイナー契約となった大きな理由だろう。昨季ツインズに移籍した西岡がケガもあってほとんど満足なプレーできなかったのは、残念だったがメジャーのチームの一員としてみた場合、いかにも華奢で、力強さが足りなかった。彼が骨折したシーンも見たが、メジャーでは普通のプレーであり、さほどラフプレーでもなかった。それで骨折して、何十試合もプレーできなかったのだから、MLB全体が日本人の内野手との契約に躊躇するのも仕方のないことかもしれない。ヤンキースとの交渉が決裂した中島の場合も、日本人野手に対する低評価が根本的な原因であったようだ。青木もブルワーズに入団テストのようなものを受けさせられたし・・。

 安易なメジャー指向は、もうそろそろ止めにした方が良いように思う。スポーツマンとしてより高いレベルでプレーしたいのは当然のことかもしれないが、日本で培ってきたものを無にするようなことは避けるべきだ。それでも、どうしても行きたいのなら、メジャーで野球人生を終わらせるだけの覚悟を持って欲しい。
「メジャーでダメになったら日本に戻ってプレーすりゃいいさ」などという考えは持っちゃダメだ。松井稼も岩村も、日本に戻ってきてからさっぱりだ・・。あんな醜態を晒すくらいなら、スパッと引退した方がいい!!

 翻って、松井秀喜は果たしてメジャーでプレーできるだろうか・。私としては、メジャーで契約できなけりゃ、NPBでプレーしようなどと甘いことを考えず、思い切りよく引退して欲しいと思っているが・・。
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