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すごいぞ、ダルビッシュ!!

 ダルビッシュはすごい!

 それはレンジャーズと高額な契約を結んだからではなく(そんなものはダルビッシュの能力から見れば当然のこと)、何で結婚したのかよく分からないサエコとかいう女性と、契約が成立したその日に離婚届けを出したのだから・・。人生を左右する大きな契約の成立と解消、それを同じ日に一気に発表するなんて並みの人間じゃとてもできない。「あっぱれ!」と言うべきなのか、「喝ッ!」を入れるべきなのか、よく分からないが、要するに並みの人間では思いつかないことを平然とやってのけるのだから、やっぱりすごい・・。

 ポスティング制度の功罪については様々な指摘がなされているが、ダルビッシュに関しては、何と言っても25歳でメジャーに挑戦できるのだから、喜ばしい制度ではあるだろう。日本のプロ野球をマイナーレベルだとは思っていないが、ダルビッシュにとって、日本のプロ野球に在籍したこの7年はメジャーデビューをするための雌伏期間であったようにしか思えない。この7年間、実戦のマウンドに立ちながら、メジャーでの中4日登板に耐えられるだけの体力・精神力を鍛え上げられたのは彼にとって大きかっただろう。日本のマウンドで投げながらも意識は常にメジャーリーグに向いていたことだろう。まだ見ぬメジャーのバッターに立ち向かっていく裂帛の気魄で、日本の打者に対していたからこそ、防御率1点台を5年も続けられたのだろう。

 そんな彼だけにアメリカで通用するか、という質問ほどナンセンスなものはない。通用するのは自明の理であり、私が気にするのは、メジャーを代表するピッチャーになるまで何年かかるか、ということのみだ。ハラデー、リンスカム、ヘルナンデス・・、こうしたサイ・ヤング賞投手と肩を並べるまでに成長するにはどれだけ待てばいいのだろう・・。3年かなあ・・。



 私は日本人野手がメジャー移籍することには賛成しない(松井やイチローは数少ない例外だ)が、ピッチャーが己の力を試すためにアメリカに渡るのには反対しない(岩隈は好きじゃないから、面白くないけど・・)。メジャーの大きな選手から、日本人投手が三振を奪うのは見ていてスッとする。もちろん、ホームランを打たれたりすれば、がっかりするけど、それも勉強の一環だと思えば、許せたりもする(昨年のポストシーズンの上原のように打たれすぎるのは、論外だけど)。

 ダルビッシュも決まったし、青木も何とか滑り込めた。あとは、松井くん。ヤンキース復帰が囁かれているが、そんな絵に描いたような筋書きは実現しないような気がする。私としては最後の花道をピンストライプで飾れればそれに越したことはないと思っているが・・。
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