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小杉的思考回路

 時々喫茶店で読む中日新聞。朝刊には「ちびまる子ちゃん」の4コマが連載されていたが、今月いっぱいで終わるそうで、今は傑作選が載せられている。「オチがない」とか「つまらない」とか、あまり評判は良くなかったようだが、私はそれなりに楽しんでいた。確かに毎日新聞朝刊の「アサッテくん」と比べれば、4コママンガとは呼べないようなシュールな内容の日も多かったと思う。だが、昨日の朝刊に載っていた、2009年8月24日の作品は面白かった。

 小杉が家で呟く・・
 ①「あーあ、面倒くせぇけど算数の宿題やるか・・」
 ②「きよ子さんは1本のナスを5本と100グラム120円のブタ肉を300グラム買いました」
 ③「さて合計は・・う~ん・・50円のナス5本と120円の肉300グラムか・・」
 ④「きょうのきよ子さんちの夕食は何だろう・・」
 
ちなみに小杉とはこんな奴。


 Wikipdiaによれば、『小杉 太(こすぎ ふとし)。まる子達からは「小杉」と呼ばれている。1965年8月10日生まれ。O型 獅子座。デブの男子。食べることがとにかく大好きな極度の食いしん坊。食べ物のことになると自己中心的でかなり厚かましくなる。その食欲は誰にも止められない。学校で好きなのは給食の時間。ご飯を5杯分山盛りで食べたにもかかわらず、父の分まで取っておこうとした母から強引に釜を奪い取り、空き地で釜のご飯を食べていた。その後、両親に叱られた。うなぎの蒲焼きを買う為に学校を二日続けて早退し、途中でおまわりさんに捕まってしまったことがある。しかし、体力テストの際には必死に練習を重ね、本番の活躍ぶりは見事なもので大野杉山コンビが感心するほどであった。ちなみに『永沢君』でもレギュラー登場』
 こんなキャラなら、算数の宿題の最中に脱線しまうこともよくあるだろう・・。さくらもも子のマンガはキャラがきちんと確立していて、こいつならこんなことを言ったりやったりするのも当然だ、と納得できるのがいい。
 
 私がこの4コマが気に入ったのは、小杉の思考回路の「トンデモナサ」加減だが、このところ実施されている愛知県内の私立中入試で、わが塾生が書き込んだというトンチンカンな解答も、小杉に負けず劣らず珍妙なものが幾つかあった・・。
 
 「万葉集で農民の苦しい生活を歌ったのが、松尾芭蕉だって?」
 「アンモニアって空気中で最も割合の多い気体だったっけ?」
 「ある道を、行きは時速12キロ、帰りは9キロで往復した時の平均の速度が2キロだって?」
 
 お前ら一体どこの塾に通ってるんだ?塾長の顔が見たいわ!!


 まあ、合格できたからよかったけど・・・。

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