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’12 センター試験

 センター試験が終わって、塾生の何人かからメールや電話がかかってきた。概ね普段通りの実力が発揮できたようで、私としてはホッとした。だが、これからが大変だ。水曜日に発表される各予備校のボーダーラインを参考にして出願先を決めねばならない。それまでは自己採点結果をもとにして幾つかのシミレーションを考えておかねばならない。そのためにも先ずは今年のセンター試験の難易度を知る必要がある。以下に河合塾のHPから抜粋した評価を載せておく。

【国語】
難易度 やや易化
<現代文>第1問(評論)は、本文後半の抽象度が特に高く、筆者の主張が読み取りづらかったであろう。そのために設問も、問5・問6など解きにくいものが多かった。全体として昨年よりも難化した。
第2問(小説)は、同じモチーフがいくつもの場面で繰り返されている文章だが、それらの各場面ごとに独立したかたちで設問が作られているため、傍線部を含む限定された部分を見れば解答が決まるという問題が多くなっている。全体として昨年よりもやや易化した。
<古文>本文が、昨年よりかなり短くなり、内容も読み取り易かった。正解を選びにくい設問もあったが、全体としてはやや易化した。
<漢文>本文の分量は昨年並みだが、内容は捉えやすく、紛らわしい選択肢もほとんどなかったため、昨年と比べてかなり平易であった。
【英語】
難易度 昨年並み
第2問はやや易しかったものの、第4問がやや解きにくく、総合的に難易度は昨年並み。
【数Ⅰ・A】
難易度 やや易化
第3問の図形問題はやや難しかったが、他の問題は取り組み易く、全体としてはやや易化した。
【数Ⅱ・B】
難易度 昨年並み
一部難しい問題もあったが、点をとりやすい問題が多かった。
【物理Ⅰ】
難易度 やや易化
受験生には取り組みやすい内容の問題が増えた。
【化学Ⅰ】
難易度 易化
難易度の高い問題が減少し、基本的な知識を問う問題が増加した。
【生物Ⅰ】
難易度 昨年並み
問題文の分量、総選択肢数、マーク数が増え、文章選択肢の文章の行数、図・表の数が減った。また、知識問題と考察問題の割合はほぼ変わらないので、難易度は昨年とほぼ同様と考えられる。
【世界史B】
難易度 昨年並み
語句を1つ選択する問題が大幅に増加し、受験生が苦手とする世紀や年代を判断する問題が減少したが、全体としては昨年並みである。
【日本史B】
難易度 やや易化
一部の選択肢に正誤判断に迷うものがみられたが、全体としては取り組みやすい問題である。
【地理B】
難易度 やや難化
昨年に比べ、統計の判定が難しい問題が多く、解答に要する時間も増えたため、やや難化した。
【倫理 政治・経済】
難易度 昨年並み
難易度は単独科目としての「倫理」、「政治・経済」と同じ。
【現代社会】
難易度 昨年並み
昨年同様、基本的知識を問う問題を中心とする問題構成。

そして、今日の段階での予想平均点 ( )内は昨年度の平均点との差
  英語 122 (-1)
  英語リスニング 24 (-1)
  数学Ⅰ・A 69 (+3)
  数学Ⅱ・B 54 (+2)
  国語 121 (+10)
  物理Ⅰ 67 (+3)
  化学Ⅰ 65 (+8)
  生物Ⅰ 62 (-1)
  世界史B 61(0)
  日本史B 67(+3)
  地理B 60 6(-6)
  現代社会 55 (-7)
  倫理,政治・経済 65(--)

さらに合計得点の予想平均点。これは三大予備校のものを抜粋する。
【河合塾】
5教科7科目文系 578 (+16)
5教科7科目理系 581 (+13)
【駿台予備校】
5教科7科目文系 554
5教科7科目理系 586
【代々木ゼミナール】
5教科7科目文型 570点
5教科7科目理系 588点 

これを見ると、少しボーダーが上がりそうだ。そのための準備をしておかねばならない。
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