毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
「運命の一手」
1月20日の深夜にBSプレミアムで放送された『BSアーカイブス「運命の一手 渡辺竜王VS人工知能・ボナンザ」』を録画で見た。これは、1月14日に行われた、米長邦雄永世棋聖とボンクラーズ(将棋ソフト)が対戦する将棋電王戦で、米長将棋連盟会長が負けたことを受けて急遽再放送されたようだが、渡辺竜王はこのブログでも取り上げたことがある日本一の棋士だけに、勝負の決着が付く過程を克明に追ったこの番組は、面白かった。
「日本将棋連盟が禁止してきたコンピューターソフトとプロ棋士の公開対局が、2007年3月21日、ついに実現した。対戦するのは将棋界最高のタイトル「竜王」を持つ渡辺明。そして「第16回世界コンピューター将棋選手権」の優勝プログラム“ボナンザ”。番組は渡辺竜王とボナンザの対局を軸に、対局前後の棋士とプログラマー双方を取材。一手一手に込められた棋士のプライドとプログラマーたちの意地を描く」
との番組紹介にあった通りの内容で、渡辺竜王が勝ったという結果を知っていても、思わず手に汗握る場面が多く、将棋の醍醐味を余すところなく伝えていた。
コンピュータに負けるわけにはいかないと、大きなプレッシャーを背負った竜王とは対照的に、ボナンザ(スペイン語で「大発見」という意味)を開発した保木氏が、将棋に関しては全くの素人で、盤上の趨勢をほとんど理解できないまま、ボナンザの指示通りに駒を動かしていたのには笑ってしまった。江戸時代まで遡って棋譜をボナンザに覚えさせたお陰で、最善手を短時間で導き出すことが可能になったコンピュータソフトの想像以上の実力に、しばしば驚いていた竜王の前で、きょとんとした顔で対局者の役割を果たしていた保木氏の恬淡さが、逆にボナンザの懐の深さを象徴しているようで、ひょっとしたら、5年近く経った今なら渡辺竜王を凌駕するほどの力を蓄えているのではないだろうか、という気さえした。
なので、どうしてボンクラーズと戦ったのが米長だったのか、理解できない。「永世棋聖」などと称号は立派だが、現役棋士でもない68歳のご老体がしゃしゃり出てきたのか、不思議でならない。米長が今の将棋界を牛耳っているからだと、事情通が説明してくれたが、勝負感の衰えた者では勝てるはずがないではないか。そんなことも分からないようでは、「永世棋聖」の名が泣くだろう・・。
まあ、その辺りの事情は、NHK名古屋で1月27日(金)の「ナビゲーション」で放送された「コンピューターは人間を超えられるか~将棋最強ソフトVS米長永世棋聖~」で垣間見ることはできたが・・。
因みにその番組の内容は、
「今月、世界最強のコンピューター将棋のソフトウェアとプロ棋士の対局が実現しました。将棋ソフト「ボンクラーズ」対、米長邦雄日本将棋連盟会長の対局です。北陸先端科学技術大学院大学では、この対局の分析を通して、人間とコンピューターの思考の違いを明らかにし、人工知能の開発に役立てようとしています。コンピューターは、人間の知性にどこまで近づくことができるのでしょうか。歴史的な対局を通して探ります」
「日本将棋連盟が禁止してきたコンピューターソフトとプロ棋士の公開対局が、2007年3月21日、ついに実現した。対戦するのは将棋界最高のタイトル「竜王」を持つ渡辺明。そして「第16回世界コンピューター将棋選手権」の優勝プログラム“ボナンザ”。番組は渡辺竜王とボナンザの対局を軸に、対局前後の棋士とプログラマー双方を取材。一手一手に込められた棋士のプライドとプログラマーたちの意地を描く」
との番組紹介にあった通りの内容で、渡辺竜王が勝ったという結果を知っていても、思わず手に汗握る場面が多く、将棋の醍醐味を余すところなく伝えていた。
コンピュータに負けるわけにはいかないと、大きなプレッシャーを背負った竜王とは対照的に、ボナンザ(スペイン語で「大発見」という意味)を開発した保木氏が、将棋に関しては全くの素人で、盤上の趨勢をほとんど理解できないまま、ボナンザの指示通りに駒を動かしていたのには笑ってしまった。江戸時代まで遡って棋譜をボナンザに覚えさせたお陰で、最善手を短時間で導き出すことが可能になったコンピュータソフトの想像以上の実力に、しばしば驚いていた竜王の前で、きょとんとした顔で対局者の役割を果たしていた保木氏の恬淡さが、逆にボナンザの懐の深さを象徴しているようで、ひょっとしたら、5年近く経った今なら渡辺竜王を凌駕するほどの力を蓄えているのではないだろうか、という気さえした。
なので、どうしてボンクラーズと戦ったのが米長だったのか、理解できない。「永世棋聖」などと称号は立派だが、現役棋士でもない68歳のご老体がしゃしゃり出てきたのか、不思議でならない。米長が今の将棋界を牛耳っているからだと、事情通が説明してくれたが、勝負感の衰えた者では勝てるはずがないではないか。そんなことも分からないようでは、「永世棋聖」の名が泣くだろう・・。
まあ、その辺りの事情は、NHK名古屋で1月27日(金)の「ナビゲーション」で放送された「コンピューターは人間を超えられるか~将棋最強ソフトVS米長永世棋聖~」で垣間見ることはできたが・・。
因みにその番組の内容は、
「今月、世界最強のコンピューター将棋のソフトウェアとプロ棋士の対局が実現しました。将棋ソフト「ボンクラーズ」対、米長邦雄日本将棋連盟会長の対局です。北陸先端科学技術大学院大学では、この対局の分析を通して、人間とコンピューターの思考の違いを明らかにし、人工知能の開発に役立てようとしています。コンピューターは、人間の知性にどこまで近づくことができるのでしょうか。歴史的な対局を通して探ります」
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