じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「いじめ」の構造

2006-11-03 16:18:20 | 
いじめ―教室の病い

金子書房

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★ 森田洋司・清水賢ニ著「いじめ 教室の病い」は、「いじめ」研究の第一人者による著書である。

★ この本を読むと「いじめ」の構造が見えてくる。「被害者(いじめられっ子」「加害者(いじめっ子)」「観衆(いじめを面白がって見ている子)」「傍観者(見て見ぬふりをしている子)」と言う四層構造論は示唆に富む。

★ 「いじめ」のメカニズムが解明されても、その解決策がなかなか見えてこないのが残念なことだが、病気がそうであるように原因、症状、経過の解明は解決への第一歩であろう。

★ 福岡の「いじめ自殺」事件では、事件後も加害者の生徒達によるいじめが対象を変え継続していると言う。この事件の背景には加害生徒が抱える心の問題や学校の問題、地域社会の問題など想像以上にが根深い問題があるようだ。
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