じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

全盲教師の挑戦

2007-08-16 15:47:51 | 教育
★ NHKの「福祉ネットワーク」という番組で「『「見えない』を乗り越えて ~全盲教師・一井鳴海の挑戦~」を見た。

★ 29歳の時に失明した教員が絶望と戦いながら、新しい人生を切り開こうとしていると言う話だった。

★ 光を失うと言う事がどれほどのことであるかは想像を絶する。私も高血圧から網膜静脈閉塞症を患い、半年間に渡り目の見えにくさを経験したが、「このまま回復しなければ、さらに悪化すれば」と恐怖を感じた。

★ 視力を失う事によって今ある生活のほとんど全てを失ってしまうように思えた。

★ 私の場合、治療の甲斐あって幸運にして回復した。しかし、メタボな体型から糖尿病の危険にさらされており、中途失明の危険と背中合わせの状態だ。

★ こうした体験からも一井先生の話は他人事には思えなかった。

★ 番組の中で紹介されていたが、視力障害者の就労は大きな問題だ。働いても年収が100万円に満たないと言う。これは生活保護の水準よりも低いではないか。働きたくても働けない。「希望を持って頑張れ」といくら口先だけでいっても、この現状では不安と絶望が増幅されるばかりだ。

★ 具体的な何か手立てが必要だ。視力障害をもった人が生きがいを持って働ける職場を開拓しなくてはいけないねぇ。

★ 大きな問題提起を投げかける番組だった。
コメント

父親たちの星条旗

2007-08-16 00:02:53 | 映画
★ 終戦記念日だからと言うことでもないが「父親たちの星条旗」を観た。

★ 心ならずも、国債を売るキャンペーンのために「英雄」に仕立て上げられていく兵士達の話だ。

★ 迫力のある戦闘シーン。鋭い社会批判。しっとりとした終わり方。イーストウッド監督の演出が冴えていた。

★ 日本側からの視点で描かれた「硫黄島からの手紙」の方がわかりやすいように思えたが、これは私が日本人だからだろうか。

★ それにしても戦争は悲惨だ。国を問わず戦争を引き起こした指導者達は無能と言わざるを得ない。結局、死ぬのは一兵卒や民間人。

★ 戦争を推進する政治家達、軍部や財界のリーダー達は安全なところで旗を振っているだけというのも納得できない。

★ 戦争は二度と起こしてはならない。戦争への道は絶たねばならない。それが戦没者に対するせめてもの慰めではないか。
コメント