年間の被曝限度を引き上げるという

★　福島原発からの放射能流出が止まらない。近隣地域の積算量は、許容される年間被曝量をすでに越えているという。

★　原子力安全委員会は、この現状に合わせて年間被曝限度を引き上げるよう検討を始めたそうだ。それも現在の１ミリシーベルトから２０ミリシーベルトに跳ね上げると言うから、そもそも基準とは何なのかと疑いたくなる。

★　話は科学的な根拠云々から、政治問題へと変わってきたようだ。そうなると原子力安全委員会とは御用学者の集まりと揶揄されても仕方がなかろう。

★　放射能の影響は数十年にわたる追跡調査をしないとわからない。そのとき、今の政治家や学者、東京電力の経営陣はどうやって責任をとると言うのか。

★　農作物や水産物の放射の汚染が心配されている。土壌や水の汚染はさらに長期的な対応が求められる。安全性の「基準」とは何なのか、しっかりと科学的な根拠に基づく説明をして欲しいものだ。