マドレーヌの日々

今日も一日にっこりね。

観ました!『今度は愛妻家』

2010年02月12日 | 映画
映画「今度は愛妻家」を観てきました。
結婚10年目のある夫婦のお話。
夫はカメラマンで、妻はその夫をかいがいしく世話をしてひたすら明るい、そんな二人には子どもがまだいない。
そして夫は一年前から写真が撮れなくなっている…。
夫役には豊川悦司、そして妻役には薬師丸ひろ子。
この二人の会話がテンポがよくってついつい引き込まれてしまいました。

カメラマンの自宅兼スタジオにあるキッチンカウンターにぽこぽこ沸き立っているのは、ティファール(たぶん)のポットに入っているにんじん茶。
そう、妻は健康には関心が高く、家族の健康を守ろうとあれこれ試している。
その一つがにんじん茶で、このにんじん茶がとてもよい存在感を出している。
はじめは画面のにんじん茶に自然と目が行き、
そしてにんじん茶をはさんでの夫婦の関係に注目して、
最後にこのにんじん茶の圧倒的な存在感に打ちのめされる…といった感じ、でした。

それにしても、薬師丸ひろ子さんがかわいかったなぁ~。
豊川悦司さんのダメダメ夫ぶりが板についてたなぁ~。
そしておかま役の石橋蓮治が良い味を出していて、どんな役どころかが最後に明かされて、その意外さにビックリ!
それから観たばかりの『ゴールデンスランバー』に謎の青年役で出演していた濱田岳さん、
こちらでは真面目なカメラマンの助手役で、その役どころのギャップが妙に楽しめました。
井川遥さんもチョイ役で出演。髪が長くて、えっ?井川さん?えっ?そうかな?と迷いましたが、彼女の視線が物憂げで良かったです。

そうそう10年目の夫婦が出かけた沖縄旅行のシーンがあまりにも美しいだけに、
二人の気持ちが浮かび上がって、印象的でした。
一つひとつのシーンを巻き戻したい感じ…。
それから、自宅の庭で夫が妻を撮るシーンが綺麗だったなぁ。
庭の緑がいい。
その緑の中の洗濯竿や軒先においてある洗濯機までは輝いて見えたなぁ。

ほれぼれするくらい美しかったのはクリスマスの部屋のシーン。
テーブルに乗ったホールのクリスマスケーキが美味しそうだった。
飾りの、あれはなんだったのだろう、熊?雪だるま?それがとんでもなくかわいかったなぁ~。
あのクリスマスケーキはここ10年、私が見たうちで、一番すてきなクリスマスケーキでしたね。

そうして「私のこと、こんなに好きだったんだ~知らなかったなぁ~」(こんな感じのセリフ)と、薬師丸ひろ子さんがはらはら泣くシーンを観ながら、私もはらはら涙がこぼれたのでした。

今回も私は一人映画でしたが、まわりは結構夫婦(らしき)さんが多かったです。
映画を観終わった後、夫婦で何を話されたのかな???
わがやリビング気分で、いちいち「これはなに?」「あれはどうして?」とお連れに聞いている女性が約一名。
観ているのがこの映画だけに、そのやりとりもなんだかほほえましかったです。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする