1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2241話目】拙僧も両親離婚の経験者にて。拙僧3歳くらいから母親は出たり、入ったりを繰り返し、5歳くらいの時には、両親は別れるな、と感じておりました。子供が何もわかってないと思ったら大間違い。

2021-08-18 11:24:38 | 法話

檀家14歳娘が「私が気付かない振りをしてるから、騙せてると思ってるみたい。両親共に浮気してるは知ってる。政治の世界も芸能界も、嘘や不倫や不正が横行。大人は本気で隠し通せると思ってるのかな。やった事は必ず先で答えが出てくるのに。それとも開き直ってるのかな。ほんと『頭隠して尻隠さず』だよね」と。

【追伸】
この話は10年以上前の話。この娘さんの両親は、それからすぐに離婚を。そりゃ、そうなるわな。娘さんの親権は父親になったが、実際、育てていったは、父親の母、娘さんのお婆ちゃん。このお婆ちゃんが知識、知恵、経験豊富なお方でして『躾(しつけ)はするものじゃない、躾は見せるもの』を貫き、そのお婆ちゃんの後ろ姿で娘さんは、知的な女性に成長を。人は、誰に育てられるか、誰が育てるかは、非常に大事な事で、将来に多大な影響を及ぼす。世の中の理不尽(嘘、偽り、誤魔化し、欲張り、怠け、浪費、喧嘩)を、子供の目にまず最初に入ってくるは、家庭(親の言動)の中から。国や政治家や他人から、ではない。三つ子の魂百まで。