1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

甲子園での降雨コールドゲームが、世間では物議を。長い月日、懸命に練習してきた子供達が可哀想と。可哀想といえば、高校入試、大学入試も一発勝負。体調不良で欠席、もしくは、実力発揮出来ず、も無念の縁。

2021-08-22 14:00:09 | 法話

高校野球ファンが「住職、今年の甲子園の降雨コールド、どう思う」と。「某小学校でマラソン大会が。コース看板が見辛く、殆どの生徒がコースを外れる事に。その中で1人の生徒が、しっかりと看板を見てゴール。保護者会は再大会を求めたが、学校側は受け入れず、その子を優勝に。そんな話が」「そういう事か」と。

【追伸】
この高校野球ファンが「なるほど。この小学校のマラソン大会、保護者会の言い分もわかるが、学校側の言い分もわかるよね。ちゃんと確認して走った子供が1人、いたんだもんね。縁を活かせなかったから、文句を言うは、やはり、違うかな。コロナも、雨も、台風も、勝負の内、という事ですね」と。「そうだね。条件は皆、平等で甲子園大会は、スタートを。雨の日にぶち当たったのも、両方のチームの縁。降雨中止になった時点で、両方のチームのそこまでの結果も、これまた縁。ここまでの縁は、事実以外、何ものでもない。その事実を受け入れるしかない。甲子園の年間日程は決まっているしね。だが、今後については考慮した方がいいかも。昨今は、気候変動の激しい時代。全国高等学校野球選手権大会=甲子園、に拘らず、天候に左右されないドーム球場に切り替える選択も。高校生達が納得出来るのなら、の話ですが。でも、これは難しいかな。甲子園というは、特別みたいだもんね。なれば、今の環境での工夫だね」と。




短所も、長所も、癖も、生まれてくる時に、天から持たせて貰った、生きていく為の道具にて。あとは、使い方次第。それを、親とはいえ、第三者が、その人の持つ性質を、否定する様な事をしたらあかん。

2021-08-22 08:55:43 | 法話

読者が「住職の昨日法話の田嶋陽子さんの話、納得ですが、やっぱ、あの人、私は苦手」と。「まあ、そういう人は多いだろうね。が、周囲にイエスマンばかりだと、人も組織も伸びないと思うよ。番組『委員会』も、反対意見に徹する貴重な人物として採用かな。反対派と議論して人は、より一層磨かれていくもんね」と。

【追伸】
この読者に「親の子育てが、この間違いに陥る事例が多い様な気がする。拙僧への相談事例の狭い範疇での話だが。親の個人的な主観から、子供の性質を、これは短所、これは長所、と勝手に決め付け、自分の思い通りに、所有物の様に扱い、それが徐々に無理になっていき、1人の人間を潰してしまう、というケースを、結構見てきた。短所を潰せば、長所も萎むを、親(上司と言われる人達)は、肝に銘じて子供(部下、弟子)を育てる事が大事かな。