1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

拙僧の幼稚園時代の、苦い、楽しい、思い出話を一席。この話をすると、拙僧の子供時代の悪そうを知ってる檀家さん達が「住職の事を知ってる人達は、希望が貰えるよね。うちの子も、まだまだ大丈夫と」と。

2021-08-28 09:38:18 | 法話

番組『脱力タイムズ』で草刈民代さんが「夫の周防正行が作った『それでもボクはやってない』を見て下さい」と。その時、家内が拙僧に「この映画、題名だけなら、パパの幼稚園時代に起こった話だね。朝、幼稚園に行くと、朝礼場所の講堂黒板に平仮名でパパの名前が。その書かれていた名前をめぐり面白い1日が」と。

【追伸】
この面白い1日とは、先生が黒板前に拙僧を呼び出して「この名前、書いたのは山本君でしょ」と。「違うよ」と答えると、問答無用でその場に立たされた。2時間後、給食前に先生がやって来て「まだ、本当の事を言わないの」と。その2時間後、父が幼稚園に呼び出された。「本当に、お前じゃないんだな」「僕じゃない。書いてない」と。「なら、信念を貫け」と、父はさっさと家へ。送迎バスが出る時間に先生が「まだ、本当の事、言う気はないの」と。バスが発車。最後は先生が「もう、いいです。帰りなさい」と。拙僧、1人で50分歩いて家へ。歩きながら「常日頃の行いが悪いと、こうなるんかな」と、思いながら帰宅を。拙僧、6歳の思い出。





【2246話目】両親離婚、家庭不和の中で拙僧、育ったお陰か、それを教訓に家族は非常に円満。投稿写真は、現在同居の妻両親と、英国人に嫁いだ妻妹の子供達。コロナ前は、毎年、ロンドンからお寺へ。

2021-08-28 08:06:28 | 法話

読者中学生が「住職さんも小学生の時に両親が離婚、と。お兄さんが9歳、住職さんが7歳の時に『大人の問題に子供が口出すはやめよう』と2人で話したと。凄いね」と。「拙僧の両親離婚を薄々予測していたのか、爺様と婆様は拙僧が幼稚園の頃から『君らの人生に親の問題は関係ない。前だけを見て歩け』と常に」と。 

【追伸】
この読者中学生が「住職は、そんな生活、辛くなかったの」と。「爺様、婆様のお陰か、それか、拙僧本人の持って生まれた気性のお陰か、全く何ともなかった。物心ついた頃から、家庭の中に会話がないも、ご飯を家族揃って食べた事がないも、掃除、洗濯、縫い物も、自分でやらなきゃならなかった事も、全く気にならなかった。いつの間にか、それが当たり前になってたんだろうね。育ててくれた婆様が、左半身付随だった事もあって、自分でしなきゃならなかった。が、家内と結婚し、拙僧の子供時代のアルバムを見てた家内が『パパの子供時代の写真、笑ってる顔が1つもないよ』と言われた時には驚いて、見返して見ると、ほんと、1枚も笑った顔が。写真は、正直に映し出してたんだね」と。
  
投稿写真は、同居中の家内の両親と、家内妹(英国人と結婚)の子供達。毎年、日本へ。