檀家爺様が「陸上競技のフライング一発退場だが、どう思うや、住職は」と。「国際陸上競技連盟(IAAF)は、2007年1月から厳格化したんだってね。それまでは1回目は許容、2回目にフライングした人が失格と。4年間の汗と涙の時間が、たった1度の失敗で水泡に。ピクッで機械は反応を。拙僧は緩和派かな」と。
【追伸】嘗て、ボルトが世界陸上決勝で、一発退場させられたは記憶に新しいよね。選手の士気を削ぐのにフライングが悪用される事が続いた、というが、一発退場制になった理由というが。フライングを嘗ての様に緩和させると、集中力が乱れ、新記録樹立の妨げになるという意見もあるが、新記録樹立最大候補(当時のボルト)を一発退場させて、樹立の妨げ、とは、何かおかしな考え方かな、と。それより何より、4年間の努力を一瞬で奪い取る制度って、どうなんだろ。失敗を許してくれる社会を自由な社会。失敗を許してくれない社会は、自由な社会とは言えないんじゃないだろうか。特に五輪は、平和の祭典でっしゃろ。あくまでも、拙僧個人の見解ですよ。この議論は、ずっと切れ目なく、あるらしいですので。