実業家が「住職。専門家が『女系継承と男系継承では教育、教養も高度になるは女系』と。京都の老舗がそれ。娘に婿を取り、家業を継がせると。才能は後天的な物。『親が凄いから子供も』とはならん。才能のある者を養子に迎えた方が、と。どう思う、住職」と。「養子は頑張るもんな。自分の代で店を潰せんから」と。
【追伸】
その実業家に拙僧「専門家が言うには、一般の家も同じ事が言えるそうだよ。家の伝統、文化は、娘を通して繋がっていく(踏襲)と。息子に嫁さんがきたら、長年の間に嫁さんの家の家風になっていく、と。だから、娘がなく、息子ばかりの家は、名前だけは残るが、家の伝統は途絶えていくと。そうしてみれば、昔から言われている『嫁さんは、その母親を見て決めろ』は、満更間違いではないかも。その逆もまた、言えますがね。が、こういったケースも。拙僧の家内は、拙僧を育ててくれた(両親離婚、母不在)祖母のエキス満載。特に食事の味は、祖母の味、そのまま。誰に育てられるかも、大きな要因の1つであるも、間違いないかも」と。