1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2249話目】知人社長は「トップは、部下の意見を伺うは絶対必要だが、部下の顔色を伺う事は、絶対にしてはならん」を徹底させた人。よって、社長の信念を中心に、部下が一方向に向かって各々の意見論争を。

2021-08-30 10:47:52 | 法話

父親急逝で会社を後継した20代新社長が「住職、檀家さん達を纏めるは難しいですか」と。「各々様々欲もあるし、各々価値観も違うからね。それを否定せず、導いていくは結構、大変かな。これはどの分野も同じだと思うが、上に立つ者は、部下に意見を伺うは大事だが、顔色を伺うはあかん。組織の統制が崩れる」と。

【追伸】
この若社長が「部下の顔色を伺ったら、何故、組織の統制が崩れるのですか」と。「社内に『あの若社長は、駄々を捏ねたら(無理を通す)、何とでもなるぞ。自分の確固たる意見を持てない社長だぞ』が浸透したら、自分の思い通りにしたい、という輩が画策をやり出し、必要以上の派閥が出来、社内が同じ方向に進めなくなる。あなたの会社はまだ若いし、そんなに大きくもない。まだまだ、一枚岩の組織である事が、大事かな」と。