1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人は、最後の最後は、組織の力や強制では動かない。人は、感動でしか、動かない。どう感動を与えるかが、鍵にて。

2022-12-01 09:01:38 | 法話
毎月1日は、安全祈願で拙僧、方々の会社へ。社長さん達は皆、拙僧を呼ぶ理由は、商売繁盛祈願ではなく、従業員に対する思いから。よって拙僧、従業員と一緒に祈願する中で「従業員一同の身体健全、無病息災、家庭円満」の文言を。この文言を聞いて従業員達は「社長は自分たちの為に、わざわざこの坊主を」と感謝を。

【追伸】
毎月1日には他にも「従業員がいてくれるから、会社が存続出来ている。この子達の健康祈願を」と40年以上、朝5時にお寺へ来られる社長(現在81歳)さんが。これが終わって、熊本に車で走るんですが。こんな社長さん達を裏切る様な社員はいないですよね。世界の中で創業100年以上の会社の総数は、約8万社。その内の3万3千社が日本の会社と。この数は世界1との事。因みに現在は、倒産した会社の平均寿命は、約25年と。この数字を見たら恐らく、拙僧縁の社長さん達だけでなく、社員を大事にしている社長さんが、日本には多く存在されているという事なのかな。武田信玄公は「人は城、人は石垣、人は堀」と家臣(人)を大事(重要視)に。徳川家康公は秀忠公に「大事にしなきゃならんは、忠義の家臣と心得よ」と。だが、昨今は、どこを向いても人間関係が希薄になり、この関係が崩れている様に感じているは、拙僧だけだろうか。全ての根底には、人の力が。

因みに、拙僧、運転歴は約40年。1ヶ月の運転距離(仕事での)は、約5千キロ。年間だと、6万キロ以上に。高速道路は頻繁に使用しているが、毎月1日に会社回りで熊本県へ行く途中、煽り運転をする車は数え切れずある。非常に危ない。もっと、厳しくした方が。車は使い方によっては、危険な乗り物にて。間違いなく昔に比べて、煽り運転は増えた感覚はある。電車も、宅配便も、その他多くのものが、この国は時間通りに動く。それが当たり前になってしまって『待つ事が出来ない人間。俺の時間の邪魔をするな人間』を数多に育成してしまったのかな。便利が良過ぎる環境も、考えものかな。