1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 深作欣二監督の『仁義なき戦い』で、菅原文太さんが松方弘樹さんに「狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ」と。真理かな。

2022-12-13 19:04:13 | 法話
読者男性が「住職よ、この前、背筋が凍った。電車内で女性に睨まれた。故意に触った者がいたか、偶然に当たった人がいたか、一瞬『冤罪』の文字が頭に。常に思う。女性車両同様、男性車両も、と。満員電車は常に両手は上、新幹線指定席は必ず通路側、横が女性の時は両手は必ず皆が見える位置に。気が抜けない」と。

【追伸】
更に、この読者男性が「エレベーターでは、知らない女性とは絶対に、2人だけの空間は作らない。報道番組で、女子高生2人がエレベーターを降りた途端『この人が触ってきたんです。誰か、捕まえて』と大声で。言われた側の男性は冷静な人で『君ら、これ、カメラが設置されてるぞ』と言うと『チッ』と舌打ちして、何もなかったかの様に悠然とその場を去って行ったと。その報道を見て以来、エレベーターが怖くなって」「拙僧もその報道、見ましたよ」「いつから、こんな国になってしまったんだろ。昨今はどこを向いても、カメラだらけ。車もカメラ搭載が当たり前に。違和感しかなかったが、実際問題としては、仕方ないのかな。時間を待たずにこの国も、恐らく犯罪大国になっていくんだろうな、住職」と。

この男性に拙僧「危険と言えばね、40年以上前、縁あった任侠界の方が「山本君。駐車場から自宅まで、20メートルほどあってな、その間に脇道と電柱が数本。毎夜、この道を通る時、気が抜けないんだよ。どこから飛び出してくるか、わからんもんな」と。「引退は考えてないんですか」と問うと「そうはいかんのよ」と。引退された時、ホッとした顔をされてましたよ。まあ、この方、1番怖がっていたのは、奥様だったみたいですが」と。