1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 拙僧夫婦も、とうとう、お爺ちゃん、お婆ちゃん、に。新たな命の誕生と同時に、新たな親も、新たな爺、婆も、また、誕生を。

2022-12-05 23:11:21 | 法話
読者50代父親が「以前、SNS で相談をされてきた父親に住職が『女性は結婚すれば、親元(横浜)を離れ、その後はずっと嫁ぎ先(大阪)に。嫁入りには、様々準備も大変だし、独身最後の時間を、ゆっくりご両親と持たせてあげたいし。そう考えたら、横浜で結婚式を挙げてあげたら』と。これを私達家族も参考に」と。

【追伸】
この読者父親が「偶々読めたこの法話のお陰で、私達も挙式はお嫁さんの地元で。お陰で、お嫁さんのご家族と非常に良い関係を保てております。ところで、住職の法話を読んでると、住職にも30歳になる娘さんが」と。「はい。実は、親戚にも、檀家にも、話してなかったんですが、今年の2月初旬に籍を入れ、5月に挙式を。関東在住の婿殿のご両親と拙僧夫婦と新郎新婦の6人で。婿殿のご両親のご希望で、福岡の住吉大社の方で」と。「何故、周囲に黙ってたんですか」「檀家さん達は、知らせれば、必ず、お心遣い(祝い金)を。このコロナで家計が大変な時期に。披露宴も、やってない(娘夫婦の希望で)しね。しかしながら、2月下旬に出産の為、1月に大きなお腹で娘が帰省を。『もう、知らせておかないと』と、12月4日の報恩講の法要後に、僧侶さんと役員さんには、お知らせを」と。

女の子(新生児)を授かった父親から偶に「住職は、娘さんをどう育てましたか」と問われる事が。対し、次の様に。「拙僧は基本、息子も娘も、完全放任。娘は関西の大学を卒業し、就職して1年後、9、11同時多発テロの翌年、ワーキングホリデーを利用し、ロンドンへ。当時、知人、檀家の父親達から『英国もテロの標的に。よく住職は、そんな国へ娘さんを』と。対し『子供がやりたいという事を、親が止める権利はないでしょ。全て自己責任においての渡英』と。娘はロンドンで仕事をして、住まいも自分で探して転々と。親からの援助は1円もなし。渡英の2年間で娘から電話が来たは、数回。頼もしいと言えば、頼もしいかな。娘は全てが、拙僧夫婦には事後報告。『こうしたから、よろしくね』で終わり。帰国した折、娘に『何か、危険な事はあったか』と尋ねると『色々あったよ。毎日においては、仕事終わりに、駅から下宿までの15分間。危ないと思える人は何人もいた。街中で爆弾処理に遭遇も、何度かあった。最も危なかったな、と思ったは、約3メートル前で硫酸を撒き散らかされた事かな。私は、偶々浴びなかったが、何人かは浴びて大怪我を。ロンドンは夕方4時以降は、ガラっと雰囲気(危険)が変わるんだよ』と。娘の話を聞きながら、生きて帰ってきた事に、一応、心の中で感謝をしましたね」と。娘を持つ父親達は皆、神妙な顔で「わが娘の事も勿論、心配なんですが、それよりも、日本もいずれは、ロンドンの様な状態になるのかな、と思ったら、そっちの方が」と。