拙僧の目の前で、こんな事が。20代男性が通帳に目を置いたまま、ATM から動かず。後ろに並ぶ老男性が「終わったんかい」と声を掛けても無言。今度は少し強めの声で「終わったんか」と。すると若者、横目で老人を見て、また無視を。その瞬間、老男性が「終わったかどうか、聞いとるんじゃ、ボケが」と怒り爆発。
【追伸】
返事をしない若者、切れやすいご老人。何か、社会の縮図を見せられた様な。『この若者、もしかしたら、耳が不自由なのかな』と思い、目で追っていると、外にいた友達らしき男性が小さな声で「おい、何で怒鳴られてたんだ」と問うと「さあ、何か、言ってたな」と。「何か、言われる様な事をしたんじゃないのか、お前」と。その様な会話が耳に。ATM の前でこんな光景を見たは、これで2度目かな。
次の日(12月4日)の夕刻、息子が福岡市のマリンメッセで開かれる、矢沢永吉さんのコンサートの券を拙僧夫婦にプレゼントしてくれた。矢沢さん(当年74歳)を見る度にいつも、20年前に他界した父(行年73歳)の姿を思い出し、ジーンと胸を打つ感動が。74歳であの体力、あの声量、常日頃どれ程の努力を。恐らく氷山の様に、海面上に出ている2割が、ステージ。それを支えている海面下の8割が、努力ではないかと。何かに打ち込んでいる人は、年齢に関係なく、イライラする事や、他者への誹謗中傷など、ないかもしれませんね。拙僧はまだ、還暦。14年も年下。矢沢永吉さんを見習わなくちゃ、とコンサートを見て、そう思いました。