1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 檀家のサッカー少年(小6)が「勝てるはずがない、と思っていたドイツ、スペインに勝った。この度は、様々な教訓をもらえた」と。

2022-12-02 16:27:09 | 法話
ワールドカップ、日本対スペイン戦の翌日、仏壇参りに伺うと、サッカー少年(小6)が「ドイツに勝ったら褒め称え、コスタリカに負けたらボロカスに。好きで負けた訳じゃないのに。1番悔しい思いをしてるは、選手達なのに。そしてスペインに勝ったら、今度は歓喜賞賛。良い結果しか受け入れんのか」と残念そうに。

【追伸】
更に、このサッカー少年が「長友さんの勝利インタビュー、住職は見ましたか」と。「見たよ」「長友さんが大きな声で『ブラボー』と叫んだでしょ。そりゃ、嬉しいのは事実だろうけど、目が笑っている様に、僕には見えなかった。『俺達は、勝ち試合であろうと、負け試合であろうと、懸命にやってんだ』の心の声が『ブラボー』の大声の中に含まれている様に聞こえた。それともう1つ。サッカー中継を見てて、違和感を感じたんだけど」「何よ」「マスクだよ。日本のサポーターは、誰1人として、マスクしてなかったよ。勿論、他の観客の人達も。この日本のサポーターの人達、帰国したらまた、マスクをするんでしょ。もう外しても、いいんじゃないの。誹謗中傷、文句の多いSNS の中でさえ『日本のサポーターは、マスクしてなかったぞ』と吠える人はいなかったようだし。子供の目から見たら、矛盾だらけだよ、日本の大人の社会は。それと、あくまでも『僕個人の意見』だと、法話に付け加えとってね。住職に文句が来たらいけないから。まあ、でも『僕個人の意見』だと言ってるのに『みんなはそうは思ってない』と噛み付いてくる人はいるだろうけど」と拙僧の事まで気遣ってくれて。このサッカー少年、試合が終わる度に電話をくれて、冷静な分析を。