息子は、筋肉や関節に感じる「固有覚」という感覚を受け止めることが鈍いらしく、体の動かし方がぎこちなかったり、妙に力が入りすぎて、乱暴な動きをしてしまうことがあります。
この「固有覚」が鈍いせいか、「体の内側に入る感覚刺激が足りなくて、感覚を満たしたい」という欲求が起こるそうで、どうしようもなく落ち着かなくなることがあります。
息子は、小さい頃から、部屋の中をぐるぐるぐるぐる歩き回るのが好きでした。
見ている私も落ち着かないのですが、発達相談の先生から、
「本人にとって必要なことだと思って、差し障りない限りやらせてあげてください」
と、言われていたので、好きにさせていました。
小さな頃は、まだかわいくて良かったです。
リビングには、一人用のトランポリンも置いているので、ピョンピョン跳んだり、歩き回ったり・・・
1時間ぐらいは平気で体を動しているので、よく疲れないなぁと感心していました。
だんだん大きくなってきて、狭い部屋の中を子グマのようにグルグル回っていると、圧迫感を感じイライラすることがあります。
加えて、小学生になってからは、ボールを使い出すようになりました。
ドリブルしたり、階段に向かって蹴ったり・・・。
さすがに、サッカーボールは音も振動も大きいので、100均で買ったビニールのボールを蹴らせています。
それでも、ポンポン音がするので、朝8時から夜7時までというルールを作りました。
「自宅で多動OK!」 結果的には、とても良かったと思っています。
運動の苦手な息子の運動不足解消と精神安定。
固有覚も、少しは発達してるのではないかと期待しています。
その上、息子がサッカーをするようになって、ボール慣れというのか、きっと役に立っていると思うのです。