イエス・キリストはご自分の追随者である兄弟が罪を犯した場合の対応に関する指針を示されました。その時、イエスはご自分の弟子たちの「二人か三人がわたし(イエス)の名において共に集まっているところには、わたしもその中にいる」ということを保証されました(マタイ18:15~20)。その時、12使徒のペテロが、イエスに、自分の兄弟がペテロに罪を犯した場合、「何回許すべきですか。七回までですか」と、ペテロは自分が義にかなって寛大であることを示しながら質問しました(マタイ18:21)。ペテロの質問に対してイエスは次のように答えられました。
「その時ペテロは寄って来て、こう言った。「主よ、兄弟がわたしに罪をおかすとき、わたしはその人を何回許すべきでしょうか。七回までですか」。イエスは彼(ペテロ)に言われた、「あなたに言いますが、七回までではなく、七十七回までです」(マタイ18:21,22)。
ペテロは、自分の兄弟が自分に罪を犯す時、その人を何回許すべきでしょうか、尋ねた時、ペテロは自分が義にかなっていることを示し「七回までですか」と言いました。それは、当時のユダヤ人の宗教指導者たちは3回まで許すよう提唱ていたので、ペテロは恐らく七回までも許せば、非常に寛大であり、義にかなっている者として、イエスは同意されるものと考えたのかも知れません。しかし、イエスの回答はペテロの予想を超えたものでした。イエスは罪を犯した兄弟を許すのは、「七十七回までです」と、答えられたのです。この「七十七回まで許す」とはどういう意味でしょうか。罪を犯した兄弟が心から謝罪するなら「無制限に許しなさい」という意味です。イエスは許すことに関し、制限を設けてはならない、と教えられたのです。ここで言われている「罪」は、兄弟間の不和と考えると分かり易いと思います。神エホバは私たち人間の不完全さをご承知されているゆえに惜しみなく許してくださっているのです。があるのです(コロサイ3:13)。そのように出来ている方々は幸いです。
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