詩編73編1節~14節に、アサフは邪悪な者たちが平安でいるのを見て、ねたましくなり、「もう少しでそれて行くところだった」と、率直に記していました。しかし、アサフは絶えずエホバ神と共に歩みました。そのことが今日紹介する詩編73編15節~28節に記されています。アサフは「主権者なる主エホバのもとに、わたしは自分の避難所を置きました」と記しています(詩編73:28)。アサフは信仰に堅く立つことができました。それは、エホバ神は邪悪な者を容認をすることは無く、エホバの定めの時に「邪悪な者は終わりに至り、突然の恐怖によって終わりを迎える」ことを経験したからでした(詩編73:19)。
詩編73編の15節~28節には次のように記されています。皆様方はみ言葉からどのような宝を見いだされるでしょうか。
「15 もしわたしが、「そのような話をしょう」と
言ったのなら、
見よ、あなたの子らの世代に対して、
わたしは不実な行為をしたことになる。
16 それで、わたしはこのことを知ろうと
考えつづけた。
それはわたしの目に難儀なことであった。
17 わたしが神(エホバ)の大いなる聖なる所に
入って行くまでは、
わたしは彼らの将来を見極めたいと思った。
18 確かに、あなたは彼らを滑りやすい
地に置かれます。
19 ああ、彼らは一瞬のことのように
驚きの的となってしまいました。
彼らはその終りに至り、突然の恐怖によって
終わりを迎えました。
20 エホバよ、目覚めた後の夢のように、
あなたは身を起こすとき彼らの像(かたち)を
さげすまれます。
21 わたしの心はいら立ち、
わたしは腎に鋭い痛みを受けたからです。
22 そして、わたしは道理をわきまえておらず、
知ることができませんでした。
あなたから見て、わたしはただの獣のような
ものとなりました。
23 しかし、わたしは絶えずあなたと共にいます。
あなたはわたしの右手を
つかんでくださいました。
24 あなたはご自分の助言をもって
わたしを導き、
その後、わたしを栄光へ
連れて行ってくださるのです。
25 わたしにとって天にだれがいるでしょうか。
わたしにとって、あなたのほかに、
地には何の喜びもありません。
26 わたしの体とわたしの心は衰えました。
神(エホバ)はわたしの心の岩、
定めのない時に至るまで
わたしの受け分なのです。
27 ご覧ください、あなたから離れている者たちは
滅びうせます。
不道徳にもあなたから去って行く者を、
あなたは必ず沈黙させられます。
28 しかしわたしについていえば、
神に近づくことは良いことなのです。
主権者なる主エホバのもとに、わたしは
自分の避難所を置きました。
あなたのすべてのみ業を告げ
知らせるためです」(詩編73:15~28)。
上の聖句に示されている通り、アサフは廉直であり「絶えずあなた(神エホバ)と共にいます」と固い信仰を示しています。アサフの忠節な行動をご覧になり、エホバ神はアサフの「右手をつかんでくださいました」(詩編73:23)。さらにエホバ神は実際的な助言をもってアサフを導き、アサフを栄光へ連れて行って行ってくださることも証ししています(詩編73:24)。エホバ神は忠節な者たいしてご自身の忠節をもって導きを与え、救いを施されるのです(サムエル第二22:26)。 アサフは信仰に堅く立ち、神エホバを避難所としました。それは、神エホバの「すべてのみ業を告げ知らせるためです」と、アサフの信仰を業で証しすることが明らかにされています(詩編73:24)。信仰は業が伴って生きたものとなるのです(ヤコブ2:17)。あなたの信仰も業が伴っていれば幸いです。
次々と 皇帝ダリア 咲く道辺 今日の一句
ご近所の庭の「バラ」