詩編76編には、神エホバは「光に包まれている」ことや「地の柔和な者を救うために」立ち上がられることが記されていました(詩編76:4、9)。さらに「神エホバに誓約をなし、それを果たせ」と勧めていました(詩編76:11)。神エホバと誓約し、そのご意志を守り行う方々は幸いです。今日紹介する詩編77編1節~11節には、まずアサフの叫びの祈願を神エホバは聞いてくださることが記されています(詩編77:1)。続いてアサフは苦難の時にエホバを尋ね求め、神エホバの行われたことに思いを巡らしたことが記されています(詩編77:2,11)。私たちもアサフの精神態度に見倣うことが出来ます。
詩編77編1節~11節には次のように記されています。なたはみ言葉からどのような宝を見いだされるでしょうか。
エドトンの指揮者へ。アサフによる。
調べ。
「わたしは声を上げ、神(エホバ)に向かって声を上げ、
神ご自身に叫びます。
すると、神は必ずわたしに耳を
向けてくださいます。
2 わたしの苦難の日にわたしはエホバを
尋ね求めました。
夜にわたしの手が差し伸べられましたが、
それは無感覚にはなりません。
わたしの魂(命または体全体)は慰められることを
拒みました。
3 わたしは神(エホバ)を思い起こして、騒ぎ立ちます。
わたしは気遣いを示します。
わたしの霊が衰え果てるのではないかと。
4 あなたはわたしのまぶたをつかみました。
わたしは動揺して、話すことができません。
5 わたしは昔の日を、
定めのない過去の年を思いやりました。
6 わたしは夜、わたしの弦の調べを
思い出します。
わたしは心から気遣いを示し、
わたしの霊は注意深く尋ね求めます。
7 エホバは定めのない時まで、いつまでも
捨て去ってしまうのだろうか。
もう二度と喜ばれないのだろうか。
8 その愛ある親切は永久に終わって
しまったのだろうか。
そのことばは代々にわたって
無に帰してしまったのだろうか。
9 神(エホバ)は恵み深くあることをお忘れに
なったのだろうか。
それとも、怒ってその憐れみを
閉ざされたのだろうか。
10 そして、わたしは言いつづけるのだろうか、
「これがわたしを刺し通すものだ。
至高者の右手が変わることが」と。
11 わたしはヤハ(エホバ)のことを思い出し、
昔のあなたの驚嘆すべき行いを
思い出します」(詩編77:1~11)。
上記の聖句に示されている通り、アサフは「苦難の日に、エホバを尋ね求め」ています(詩編77:2)。しかもアサフは「夜」の静かな時に、「弦の調べ」を奏で、「心から気遣いを示し」、アサフの「霊は注意深く尋ね求め」て、神エホバの行われた「驚嘆すべき行いを思い出し」ました(詩編77:6,11)。アサフは自分の心の中を吐露し、「叫び」を持って神エホバに祈願したゆえに、神エホバはアサフの祈願の叫びに耳を向けられたのです(詩編77:1)。私たちも苦難の日に、夜の静かな時間帯に、エホバに注意深く尋ね求め、神エホバの行われた救いの業に思いを巡らすことが出来ます。聖書には神エホバの行われた「驚嘆すべき行い」が数多く記されています。ですから、神エホバのみ言葉を読み黙想するなら、エホバの言葉は生きていて力を及ぼします(ヘブライ4:12)。
天候の 急変ありて 寒き午後 今日の一句
庭に咲いている「菊」