イエス・キリストは大群衆に満ち足りる食事を与える時も、友人ラザロが亡くなって4日もたつのに復活させるときも、み父エホバに祈り、奇跡の業を行われました(マタイ14:19~21.ヨハネ11:38~44)。イエスはあらゆる機会にみ父エホバに祈り、その手本を残されました(ペテロ第一2:21)。イエスの贖いの死を遂げる前の祈りの言葉の中で、深い気遣いと真理を証しする内容がヨハネの福音書に記されています。このイエスの祈りの言葉を読むと、神エホバとイエスの関係がどのようなものであるか、さらには、真のクリスチャンたちに歩むべき道を示し、神エホバのご意志を行う上で大きな力になるでしょう。このイエスの祈りの言葉を4回にわたってお伝えいたします。
「イエスはこれらのことを話し、それから目を天に向けて、こう言われた。「父(エホバ)よ、時は来ました。あなたの子(イエス)の栄光を表わすためです。それは、あなた(神エホバ)がすべての肉なるもの(人間)に対する権威を子(イエス)に与え、そのお与えになった者すべてについて、子(イエス)がそれらの者(真のクリスチャン)に永遠の命を与えるようにされたことに応じてです。彼らが、唯一まことの神であるあなた(エホバ)とあなたがお遣わしになったイエス・キリストにについての知識を取り入れること、これが永遠の命を意味しています。わたし(イエス)は、わたしにさせるために与えてくださった業をなし終えて、地上であなた(父エホバ)の栄光を表わしました。それで、父(エホバ)よ、世がある前にわたしがみそばで持っていた栄光で、わたしを今ご自身の傍らにあって栄光ある者としてしてください。
わたし(イエス)は、あなた(父エホバ)が世から与えてくださった人々にみ名(エホバ)を明かにしました。彼ら(イエスの弟子たち・真のクリスチャンたち)はあなたのものでしたが、わたしに与えてくださったのであり、彼らはあなたのみ言葉を守り行ないました。彼らは今、あなた(父エホバ)がわたしに与えてくださったものが皆あなたからのものであることを知るようになりました。わたし(イエス)に与えてくださったことばをわたしは彼らに与えたからです。彼らはそれを受け入れて、わたし(イエス)があなた(父エホバ)の代理者として来たことを確かに知り、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じたのです。わたしは彼らに関してお願い致します。世に関してではなく、わたしに与えてくださった者たちに関してお願いするのです。彼らはあなた(父エホバ)のものだからです。わたしのものはみなあなたのもの、あなたのものはわたしのものなのです。そしてわたしは彼らの間で栄光を受けたのです」(ヨハネ17:1~10)。
上記のヨハネの福音書に記されている通り、イエスは贖いの死を遂げる時が来たことを知り、み父エホバに祈りを捧げられました。この祈りの言葉の中で、イエスは唯一まことの神エホバとそのみ子イエスにかんする正確な知識を取り入れることが永遠の命を意味すると、明言されました。そのためにはみ言葉・聖書を学ばなければならないことを祈りの言葉を通して教えてくださっています。さらに、イエスは地上に遣わされてから、み父エホバのご意志をすべて成し終え、み父エホバの栄光を表わしたことも証しされました。み父エホバのみ名も証しされたことも祈りに含めておられます。神エホバのお名前が、とても重要であることを教えておられるのです。さらに、イエスは、ご自分の弟子たち、真のクリスチャンに、み父エホバから教えられたことはすべて与え、イエスは父エホバの代理者であることを確かに理解していることも証しされています。ですから、真のクリスチャンはイエスを神にすることはありません。イエスは間もなく贖いの死を遂げるゆえに、真のクリスチャンたちに関し、み父エホバにすべての事をお願いし、祈られました。イエスの深い愛情が伝わって来るのではないでしょうか。
真夏日や 最後の通信 特攻機 今日の一句
道辺に咲いている「ヒノマルムクゲ」