宮応かつゆきの日本改革ブログ

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厚木基地の”オスプレイのベースキャンプ化”を強く懸念する事態が 

2014年08月20日 | 基地・オスプレイ

 今回のオスプレイの厚木基地への飛来について、防衛省は7月31日、大和市や綾瀬市などにに次のような連絡をしてきました。

 「米海兵隊のMV-22オスプレイ4機が、東富士及び北富士演習場での離着陸訓練のため、8月18日(月)、厚木基地に飛来し、同月19日(火)から22日(金)の間、東富士及び北富士演習場において訓練を実施し、訓練終了後、厚木飛行場に立ち寄り、同月23日(土)、厚木飛行場から普天間飛行場に帰投する可能性がある」

 「8月19日(火)から同月22日(金)の各日とも、補給等のため厚木飛行場に飛来する可能性がある」

 こうした、「連絡内容」から、厚木基地の役割は、「補給等の限られた」ものであり、オスプレイ飛来の目的は、「東富士及び北富士演習場での離着陸訓練」と考えていました。

 地元紙の「神奈川新聞」20日付は、オスプレイの18日から19日の動向について次のように報じています。

 「この日(19日)飛び立ったのは18日に厚木基地に飛来した4機のうちの2機。 午後3時ごろに離陸し、約1時間後の午後4時10分ごろに戻ってきた」 

 「防衛省によると、離着陸訓練のため陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など)へ向かったが、視界不良で訓練が中止になったため、着陸しないまま厚木基地に引き返してきたという。 県内自治体には飛来に関する事前の情報がなかった」

 「訓練中止の連絡が入ったのは帰投から約3時間半後の午後7時46分だった」

 同紙の山元信之記者は20日付の紙面に、次のような記事を書いています。

 「訓練への立ち寄りで米軍の新型輸送機オスプレイが飛来した米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)が訓練拠点化される不安が高まっている。 19日は同基地を出発したもののすぐ戻り、飛来した18日に続き2夜連続で駐機。 これまでのところ、実質的な滞在化となっている」

 「18日に訓練先や近くの米軍キャンプ富士(静岡県)に移動せず、2夜連続で厚木基地に駐機したことで、同基地が単なる立ち寄り場所ではなく、キャンプ富士と並ぶ訓練拠点となる不安を指摘する声も市民団体から出ている」

 「もともと2012年に米軍が公表したオスプレイについての環境審査では、キャンプ富士では2~6機の分遣隊が毎月2日間、演習すると明示。 運用回数を年間500回としている」

 「ただ、公表当時からキャンプ富士に比べ、整備、給油などの機能がはるかに充実した厚木基地が拠点化する可能性は市民団体などから指摘されていた」

 山元記者のこれらの懸念、指摘は18日以来のオスプレイの運用実態から当を得ているように思います。

 しかも、先の「読売」紙が報じた本格的なオスプレイの整備施設の設置場所が厚木基地になる可能性が高いことを考えると、厚木基地の役割が大きく変えられようとしてのではないでしょうか。

 「厚木基地のオスプレイのベースキャンプ化」です。