宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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”沖縄は負けません” 詩人 芝 憲子さん

2014年09月20日 | 文化

 「しんぶん赤旗」19日付に、「沖縄は負けません」の一文が掲載されました。 寄稿した人は、詩人の芝 憲子さんです。 知事選を直前に控えた沖縄の人たちの思いが込められているように思います。 紹介させていただきます。

 「原発事故後の今日、心を動かす古くて新しい歌が那覇に流れています。 1954年に作られた『原爆を許すまじ』(浅田石二作詞、木下航二昨曲)で、30年続いている金曜昼休みデモの直前に県庁と市役所の間で響きます」

 「『ふるさとの街焼かれ身よりの骨埋めし焼土に・・・ ・・・ああ許すまじ原爆を三度許すまじ原爆を われらの街に』 この1番 が終わる頃デモは出発し、シュプレヒコールです。 最近は『辺野古の工事強行を許すな!』『県民裏切りの仲井間知事は辞職せよ!』です」

 「2番は『ふるさとの海荒れて 黒き雨喜びの日はなく 今は舟に人もなし ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を われらの海に』で、津波や原発、辺野古の海を思い起こします」

 「今は辺野古のことを毎日考え、海上に出るカヌーやゲート前で抗議行動をする人たちが無事かどうか、心配する日々です。 埋め立てを承認した仲井間知事と、工事を強行する政府、防衛省への怒りが非常に強まっています。新知事候補の翁長那覇市長は9月3日、辺野古の座り込みに来ました。 そのあと名護十字路での演説で、稲嶺名護市長と初めて二人並んで訴えるという歴史的な場面に私たちは立ち会えました」

 「8月23日の辺野古集会は目標をこえ、3600人も集まりました。 県庁前でバスに乗れずに帰る人が大勢いました。 タクシーをの乗り合わせたり、路線バスで参加した人もいました。 何かしなくては、という気持ちがあふれ、決意を新たにした集会でした。 9月20日にさらに大きな集会があります」

 「キャンプ・シュワブのゲートでは、道路わきに座り込みのテントが長く張られています。 19日は座り込みが始まった日で、闘争中亡くなられた金城祐治さん、大西照雄さんの月命日でもある行動日です。 8月、那覇の『不屈館ー瀬長亀次郎と民衆資料ー』はバスツアーを組み、60人が行きました。 工事中のトラックが次々と出入りする所で、私は政府の大変な焦りを感じました」

 「安倍政権は強権で押さえつけますが、沖縄は負けません。 沖縄戦と多くの経験を経て、戦争への道には立ちはだかる強い姿勢が生きています。 辺野古は18年間、東村高江は8年間、座り込んでいます。 あきらめるわけがありません」

 「安倍首相は時代錯誤の死の親方として、原発と国民を引き換え、辺野古にアメリカの核戦略の最新鋭基地を呼び込んでいます。 多くの命を失って得た教訓を簡単に捨てる、こんな恥ずかしい首相を持ったことはありません。 全国の応援で知事選を勝利し、安倍内閣を打倒しようではありませんか」