「しんぶん赤旗」29日付一面に、元公明党副委員長が登場しています。以前、同紙「日曜版」に登場し、「集団的自衛権行使容認反対」を主張していました。 二見氏は12月に行われる茨城県選つくば市区(定数4、現議席自民3・公明1)で日本共産党の山中たい子候補(元)を応援しています。 以下、「同紙」の記事を紹介します。
「私は中道・リベラルを自負していますが、原発再稼働反対や集団的自衛権の行使容認反対では、共産党とあまりかわりません。 『小異を残して大同につく』。 共産党がいう”一点共闘”ですが、それでかまわない。 一致できるところで強力する、その積み重ねのなかで”好き嫌い”がとれてくるのです」
「沖縄では、保守と革新が基地問題で大同団結して、“オール沖縄”が実現しました。 全国的には、①原発再稼働反対②消費税増税反対③集団的自衛権の行使容認反対・憲法守れ④アベノミクス反対ーでしょうか。 安倍政権を一刻も早く打倒するために、この4点で結集すべきです」
「安倍内閣は、一内閣の閣議決定で、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を強行しました。 この手法を認めてしまうと今後、何でもできてしまうことになる。 恐ろしいことです。 でも、世論の多数は、この暴挙に反対ですし、今回の出来事を通して国民は心の奥深くに”安倍政権は危ない、これではいけない”という思いを刻み込んだ気がします」
「私は、先に成立した秘密保護法も本当に怖いと思っています。 実は、知人の許嫁が横浜事件で獄死しているのです。 治安維持法を思いだしました。 秘密保護法の怖さは、逮捕・投獄といった直接的な弾圧だけではありません。 政府・権力者が都合の悪い情報を出さなくなり、国民は政府にとって都合のいい話ばかり聞かされることになります」
「集団的自衛権が行使される時には、国民が『しょうがないなぁ』と思うような情報が流され、国民の多数が第2次世界大戦を『正しい戦争』と思ったのと同じような事態になるでしょう。 ”忍び寄る洗脳”。 じわじわくるから分からない。 気がついた時には遅いのです」
「茨城県議選つくば市区で、私は初めて山中たい子さんを応援しています。 『国政と県政は違う』という人もいます。 でも、それは間違いです。 県政も国政の枠内にあります。 弱肉強食の安倍政治のもとでは、県民本位の政治など望めません。 自民党は来春の統一地方選を”日本を取り戻す最終決戦”と公言しています。 ならば、地方選で自民党を敗北させ、安倍政権の暴走にストップをかけなければなりません」
【横浜事件】
「太平洋戦争末期、特別高等警察(特高)によって引き起こされた大規模な言論弾圧事件。 雑誌編集者ら70人余が逮捕・検挙され、拷問で5人が獄死しました」