宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

4年前は、”連合の相手”がまだ見えなかった。いま、”共闘の時代”へ(2)

2017年12月25日 | 統一戦線論

 統一戦線につて、2014年1月に開催された日本共産党第26回大会の決議は、次のように述べていました。

「日本共産党は、単独政権でなく、民主連合政権という連合政権をめざしている。 その場合の連合の相手はどこから出てくるか。 革新懇型の共同ーー日本共産党と無党派の人々との共同が、いよいよ本流になってくるだろう。 同時に、いま『一点共闘』をともにたたかっている人々のなかからも連合の相手が生まれてくるだろう」

「政党戦線においても、日本共産党との連合の相手が必ず出てくると、私たちは確信するものである。 そのさい。私たちの連合の相手が、従来の保守の流れも含む修正資本主義の潮流であることも、大いにありうるkとである」

「日本共産党は、社会主義・共産主義の日本を展望する党だが、当面する変革の課題は、資本主義の枠内で『2つの異常』を正し、『国民が主人公』の日本への変革をはかることにあると考えている。 将来的な展望の違いがあっても、『2つの異常』を正すという当面する課題での一致がえられるならば、統一戦線をともにつくりあげることは可能であり、共同のために努力する」

 志位氏は、同大会への「報告」でつぎのように強調しました。

「この間のさまざまな課題での保守の人々との共同の発展は、そのことを強く予感させるものであります。 同時に、ここで強調したいのは、このような政党戦線における前向きの変動は待っていて訪れるものではないということです。 それを起こす決定的な条件となるのは、日本共産党が国民と結びつき、強大な組織力をもって発展し、国政において衆議院と参議院で数十という議席を確保することにあります

 そして、14年の衆院選で21議席へ、16年の参院選で14議席へと前進しました。

今年、2017年1月の開かれた日本共産党第27回大会決議は、次の文章で始まっています。

「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する、日本の新しい時代が始まった」(第1章第1節)、また、「日本の政治は、歴史の本流と逆流が真正面からぶつかりあう、戦後かつてない激動的な新しい時代に入った」(同章)

 この「新しい時代」は、誰がどのようにしてつくり出したのでしょうか。 同決議は、最終章(第6章第31節)で、「党創立95周年ー歴史が決着つけた3つのたたかい」の「第3」として、次のように述べています。

「第3は、『日本共産党を除く』という『オール与党』体制とのたたかいである。 その一大契機となったのは、1980年の『社公合意』だった。 支配勢力が総力をあげて、日本共産党を政界から排除し、その存在をないものかのように扱う、反共作戦が大掛かりに開始された」

「同時に、この反共作戦は、最悪の『反国民作戦』でもあった。 新自由主義ーー『構造改革』路線が押し付けられ、社会保障も雇用も破壊され、格差と貧困が広がった。日本国憲法を無視し、日米安保条約の枠組みさえ無視し、自衛隊の海外派兵体制がエスカレートし、沖縄では基地問題の矛盾が噴き出した」

「さまざまな分野で、切実な一致点での『一点共闘』が広がり、悪政を国民的に包囲する流れが広がった」

「こうした国民のたたかいが大合流して、2015年~16年に開始された野党と市民の共闘を生み出した。 『日本共産党を除く』という『壁』は過去のもとなった。 この『壁』を取り払ったのは、党と国民、市民の共同したたたかいの力だった」