山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

後方重心だった!~そしてドットボウリングからピンボウリングへ

2024-01-10 | ボウリング
 年明け後、初のレッスン会で1歩助走の練習をしていると藤川プロから上体が突っ込み過ぎですよと指摘を受けました。久々のレッスン会ですから何時もの癖が出てしまったのでしょう。癖というものは意識していないとついつい出てしまうものです。上体が突っ込まないときは綺麗なフォームで投球できているのにいつの間にか突っ込むようになり、結果タイミングもおかしくなってしまうとのことです。
 そもそも投球フォームの変更は私が前方重心であることを意識したことから始まります。藤川プロのチェックや4スタンス理論の判定方法(ネット情報を元に自分でチェック)でも前方重心に近いという結果でした。それで試行錯誤の末、前方重心に適した投球フォームを作り上げてきたのです。しかし、何となく違和感を覚えない訳でもありませんでしたので、色々調べていくうちに福岡プロのYouTube動画で前傾/後傾タイプの判別法というのがあって、それでチェックしてみると後傾タイプに当てはまるチェック項目が前傾タイプより多くありました。ということで何が何だか分からない状況に陥ってしまったのです。
 前方重心に適するフォームにしてからアベレージも徐々にアップしてきているのは事実です。なのに感じる違和感は何だろうと思い悩みつつも前方重心だと思い込んでおりますので、思い切って後方重心に切り替えることもできずにズルズルときておりました。
 それでスランプに陥った時、何も考えずに気楽に心地よい投げ方をしている時の動画を撮ってもらいました。そうするとどう見ても後方重心のように思えるのです。
 では何故に藤川プロも4スタンス理論の判定法も前方重心と出てしまったのでしょうか。思うに私の運動経験の多くは前方重心が必要(?)なものだったからではないかと思います。幼少期に剣道、高校で短い間でしたが柔道、その後はジョギング、パラグライダーなどです。ジョギングも前へ前へ進むものです。パラグライダーもテイクオフ時には風に逆らって翼を立ち上げ坂を駆け下ります。剣道も柔道も摺り足が基本です。摺り足で歩くには後方重心では難しいでしょう。それに大学の4年間はお茶をやってました。これも摺り足が基本です。
 このように私の生活の大部分は、身体的特徴に関わらず前方重心にする必要があったのです。ということで前方重心が身に付いてしまったのではないでしょうか。
 しかし、ボウリングはこれらのスポーツとは性格が大いに異なります。ボールを前方に転がすには、後方から前方への重心移動があった方が有利です。例えば、野球のピッチング、やり投げや砲丸投げなどの投擲種目などはその一例です。前方重心では難しいものがあるでしょう。ボウリングも後方重心が有利であると言われるのも頷けます。
 しかし、前方重心でも投げることが出来るので、ことは余計に複雑になります。
 ということで、身体的には後方重心にも関わらず、前方重心だと思い込んでいたところに何となく違和感を覚えていたのではないかと思い至ったわけです。
 藤川プロに相談してみると実はプロも同様な経験があったそうです。プロは元々陸上競技をやっておられ、前方重心のつもりで練習を重ねていたそうです。しかし、同様に違和感を覚え、以後は後方重心の投げ方に変更して現在に至っているとのことでした。
 それからは、徐々に後方重心のフォームに変更しておりますが、余りにも前方重心のつもりで投げていた期間が長すぎましたので、ついついその癖が出ることがあるのです。
 特に長いこと10アングルドットをターゲットにしておりますので、これをもっと前方のスパットないしはフッキングポイントに変更しようと何度もチャレンジしてみましたが全て失敗に終わっております。
 前に突っ込むのは、おそらく10アングルドットをターゲットにしているからでしょう。ファールラインに近づくと自然に前傾が強くなってきます。これを直さない限り突っ込みの癖は治らないのではないかと思います。
 そこでショック療法とばかりに極端に遠くのターゲットを設定してみようと思いついたのでした。一番遠くて判りやすい目標と言えばピンそのものです。しかし、このことはボウリングの常識では悪い例の典型と言われている位のことです。でもピッチャーがキャッチャーミットをめがけて投げているのだからボウリングでもできないこともないだろうと勝手に思ったのでした。
 全否定されるのを覚悟で藤川プロに相談してみると意外や意外、有名なPBA選手が一時期やっていたということでしたので、強ち間違ってはいないのではないかと意を強くしました。
 ということで早速、ピンボウリングをやってみました。そうすると突っ込みが無くなり綺麗な投球フォームになっているとのことです。1時間ばかり投げ込んでみると段々慣れてきたのか、スペアボールでのピンヒット率が断然アップしたように感じます。
1投目は立ち位置を5枚から35枚まで5枚づつ移動して投げてみました。最初は要領を得ませんでしたが、これも次第にポケットヒットできるようになりました。ただ立ち位置5枚目は斜行してしまい、結局リリース位置は10枚目に立った時と同じくらいになってしまいましたので、大外から投げるときは何らかの工夫が必要なようです。
 練習では何となく上手く行きそうな感触を得ましたので、無謀だとは思いましたが、早速その日の試合で試してみました。結果は、136-142-187-192と散々でした。前回このオイルコンディションではプラスを打ってましたので、かなり落ち込んでしまいましたが、尻上がりにスコアがアップしておりますので実戦でも使えるのではないかと手応えを感じております。そして10ピンが5/5と100%カバーできたことは嬉しい限りです。その他2,3,4,5,6,7のシングルピンのカバーも100%、3-10スプリット、3-9インザダークもカバーできました。スペアの場合には10アングルドットよりピンを直接ターゲットにした方がコントロールが良くなったかのようです。
 課題はレーンアジャストとスペアコンバージョンシステムをどのように構築するかです。おそらく参考例はないと思いますので、自分自身で解決しなければならないでしょう。
 といった具合にしばらくはピンボウリングを続けてみようと思っております。ゆくゆくはスパットないしはフッキングポイントをターゲットとするようにしていきたいと考えておりますが・・・。

<参 考>
前方重心・後方重心
「ドット・ボウリング」が泥沼脱出のきっかけとなるか!?
「ドット・ボウリング」やってみました
前方重心とドット・ボウリング

 


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