山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

第三者の公正な目???~舛添東京都知事政治資金問題に思うこと

2016-05-21 | 政治・経済・社会
 昨日の会見をTV報道で視て唖然とされた方も多いと思います。首都東京の知事としてあきれ果てた姿を全世界に晒してしまいました。

 舛添氏の言う「第三者の公正な目」で見てもらうということは何を意味するのでしょうか?
前回の会見で説明したのに世論調査では圧倒的多数は理解できないとされたことに対して「僕はちゃんと説明したのに分かってくれない」だから「僕の理屈を分かってくれる方にお願いするのだ」ということなのでしょう。
僕は法律的には何も悪いことはしていないのに、メディアやそれに踊らされている世間の皆様は魔女裁判のように僕を生贄にしようとしているとでもお考えのようです。まるで、駄々っ子が捻る屁理屈にも等しいと言わざるを得ません。

 メディアや世間の人気を利用して東京都知事にまで登りつめたのは、あなた自身ではありませんか。一転逆風の中に置かれるや、その世間の言うことは信用できないとばかりに、「公正な第三者の目」にすがるなどとは本末転倒ではありませんか。

 この期に及んでも続投の意思をお持ちのようですが、世間から見放され、蔑まされているいる状況の中から、石に噛り付いてでも這い上がって、都民のために知事を続けていくのがご自分の使命だと本気でお考えならば、そのようにおやりなさい。そして東京オリンピック・パラリンピックを見事大成功の裡に成し遂げ、これを花道に勇退されるのであれば、それこそ九州男児というものだ。あっぱれであったと心底褒めてあげましょう。
 (ご注意:皆様もお分かりのこととは思いますが、先の表現は、舛添氏の続投を望んでいるのではありません。単に皮肉を込めて言っているだけですので、くれぐれも誤解なきようにお願い申し上げます。)


 

 

「科学の発見」

2016-05-17 | 本と雑誌
 カバーの見返し部分に書かれていた「ギリシャの「科学」はポエムにすぎない。物理こそ科学のさきがけであり、科学の中の科学である。化学、生物などは二等の科学だ。数学は科学ではないー。」といった過激な表現に魅かれ購入しました。

 スティーヴン・ワインバーグ著・赤根洋子訳「科学の発見」文藝春秋刊

 本書は欧米において、科学者、歴史学者、哲学者を巻き込んだ大論争となったそうです。ますます興味深々となってきました。

 余談になりますが、農業をやっていると分からないことだらけです。そこで色々と調べてみると、それこそ百家争鳴で何が何だか分からなくなります。
 明らかに非科学的な主張でも大手を振って闊歩し、それなりの影響力を持っているようです。ましてや科学的な装いを身にまとっている場合は、これを見極めることが大変困難になってきます。

 科学とニセ科学を峻別するには「ニセ科学とどうつきあうか」で既に話題にしております。
 
 本書を読み終えて、考えが変わるのか、それともより強化されるのか楽しみです。