山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

イノシシ被害~再び(2)

2025-02-21 | 農業
 2/12の投稿でイノシシ被害ついて書きました。(「イノシシ被害~再び」)
このとき粗方掘りつくしたので、もう来ないかと思っておりましたが、またやって来たようです。せっかく畝立したのに完璧に崩されてしまいました。
 この畝は「畝立~広い畝の分割」で書いておりますように今年になってから畝立したばかりです。それがこのような無残な姿になってしまいました。


 次の画像はイノシシに破壊される前のものです。


 掘り残したジャガイモは食べなかったようです。理由は分かりませんが、イノシシが食べないのでしたらこの畑で栽培が出来る可能性があります。


 ジャンボニンニクも掘り返しただけで見向きもしなかったようです。取り敢えずこの畝だけ畝立しました。本来の溝幅は40cmとしておりますが、今回は応急処置ですので鍬の幅程度にしました。


 ラッキョウの株だけ避けて見事に周辺だけ掘り返されてしまっております。ラッキョウの畝も被害甚大です。




 畝を修復しなければならないのですが、また被害に遭うかも知れません。この時期は降雨量が少ないので、そのままにしておいても良いのですが、この畑は元々が水田ですので今後のため排水性を高めてやる必要があります。しばらく様子を見てから判断するしかなさそうです。

イノシシ被害~再び

2025-02-12 | 農業
 またイノシシ被害に遭ってしまいました。前回は主にサツマイモの被害(「紅はるか全滅 」)でした。その後の対策として「イノシシ被害~その後」「畝立~広い畝の分割」などを実施してきました。

 ラッキョウの周辺は掘り返されておりますが、ラッキョウだけは避けているようです。画像手前で掘り返されているところは落花生を植え付けていたためラッキョウがなく、そこだけやられています。


 各畝の両端にはラッキョウを植えておりましたので、そこだけは無事でした。


 ジャンボニンニクの畝は見事に掘り返されておりました。ただ、旨くなかった(?)のかジャンボニンニクは放置されております。



 ラッキョウを植え付けていない畝は全面的に修復しなくてはなりません。




 隣の麦畑は何の被害もありません。



 画像奥は昨年転作で大豆を栽培していた田んぼですが、こちらも何ら被害を受けておりません。


 よりによって何で家の畑だけが被害に!?
 理由はミミズが多いからです。水田から自然農の畑に転換したての頃は殆どミミズがおりませんでした。(参考:「水田から自然農の畑へ~畝立-その1」)
 それが昨年畝立したときにはもう鍬を少し入れるだけでミミズがうじゃうじゃと這い出すようになっておりました。喜ぶべきか悲しむべきか、ミミズがイノシシを誘っているのです。
 今回の被害で、ある程度方向性が見えてきたように思います。イノシシに対してジャンボニンニクは忌避効果は無いが、少なくとも食害に遭うことは無いということです。しかし、畝を掘り返されるので栽培するには不向きであろうということです。
 それと重要なのがラッキョウはイノシシに掘り返されないということです。ですから全面ラッキョウ畑にすればイノシシ被害に遭いにくくなり、電気柵なしでの栽培も可能になるのではないかと考えられます。
 その他の検討事項として、ラッキョウを主体として他の作物を混植することが出来るかという点です。これが出来るようになれば畑の活用に展望が持てます。
 駄目な時には、全面ラッキョウ畑にしてラッキョウの花畑を目指すことにします。(参考:「とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト」)


畝立~広い畝の分割

2025-01-06 | 農業
 水田から自然農の畑にするために2022年11月~2023年1月にかけて畝立作業を行いました。(参考:「水田から自然農の畑へ~畝立-その1」)
 その後、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、トウモロコシ、里芋、大豆、小豆、生姜、ニンニク、落花生、ラッキョウなどを栽培してきました。隣接する慣行農法の境界付近には、緑肥と農薬ドリフト対策を兼ねてソルゴーを栽培しております。
 ところが昨年からイノシシ被害が発生するようになり、サツマイモが全滅するなど何らかの対策が必要になりました。電気柵を設置するのが一番だと思うのですが、費用的な面や除草などの管理が大変になりますので断念しました。
 そこで比較的イノシシが好まないような作物を中心に作付けすることとしました。選択したのがラッキョウとジャンボニンニクです。ラッキョウは既にこの畑で栽培しておりましたので、新たに購入した球種合わせて60%程度の作付け面積となります。ジャンボニンニクは別の畑で栽培していたものを植え付け、20%程度の面積になろうかと思います。
 今シーズンは更に作付け面積を増やすために、カボチャ栽培用の2本の広い畝に溝切を行い、この4本の畝にはラッキョウを作付けする予定です。

 溝切前の広い畝です。


 新たに4本の畝の出来上がりです。



 大豆、小豆、落花生、生姜などはまとめて栽培せずにラッキョウやジャンボニンニクの合間を縫った場所に作付けしてみようと思っております。これは例えイノシシに荒らされてもバラバラの場所にあった方が被害の確率を減らせると考えたからです。彼らも好物を効率よく食したいでしょうから、その効率を悪くし、かつ好物のそばには必ず好ましからざる物があるようにするといった作戦です。
 さて目論見通りになるのか、それとも失敗に終わるのか!?




協生農法に向けて~無花果の挿し木その後

2024-12-10 | 農業
 協生農法の落葉低木として無花果を選択し、試しに20本ほど剪定枝を直接畝に突き挿しておりましたが、ひと夏過ぎて生き残ったのはたったの5本しかありませんでした。
 今年の夏は過酷な環境であったとはいえ成功率25%とは何とも残念な結果となりました。生き残ったものは全て剪定枝が長い(50cm以上)ものでした。短い剪定枝では過酷な環境では生き残れなかったということなのでしょう。次回チャレンジではこの点を考慮すれば成功率アップが期待できます。
 因みにポットに挿し木したものはほぼ全て芽が出ておりましたが、その後ナメクジの被害に遭ってしまい全滅してしまいました。次回はナメクジ対策を調べて掛かる必要があります。ただ、畝に直接挿し木する方法が確立すれば、わざわざポット育苗する必要がありませんので、これに掛けてみようかとも思っております。その方が断然省力化できますので・・・。




 画像では見にくいかも知れませんが、赤丸の中に実エンドウが生えています。
 このように協生農法では落葉低木と畑作物が共生します。自然農では作物と雑草や昆虫などの小動物との共存ということが言われております。そこには落葉低木が除外されている訳ではありませんが、協生農法では落葉低木の植栽が必須とされております。そのことで鳥などの小動物を誘引し、より自然環境に近くなるということでしょう。害鳥を誘引してしまうではないかという指摘もあるでしょうが、それは雑草や害虫の考え方と同様に考えれば良いかと思います。(参考:「雑草と共存する農業」「害虫といわれる昆虫について(農薬そして雑草と共存することについての一考察)」)
 まぁ、取り敢えずやってみなければ分かりませんので、無花果の挿し木を畑全体に広げる予定です。結果、無花果畑になってしまうかも知れませんが・・・。エンドウやインゲンはたまた山芋の蔓などが無花果に絡んで協生(共生)しているなんて、それはそれで面白いかも知れません。

<参 考>
 「「協生農法」をやってみます!」「協生農法に向けて」「協生農法に向けて~無花果の挿し木

かぼちゃの収穫、ゴーヤ、ピーマンも

2024-12-05 | 農業
 最低気温が連日10℃を下回るようになってきました。これまでにも食べる分だけ採ってきてはおりましたが、本日ようやく遅れていたカボチャの収穫を行いました。まだ瑞々しいものもありましたが、一気に収穫してしまいました。

 何とコンテナ4個も採れました。実はこのカボチャは種を蒔いてもおりませんし、苗を植えた訳でもありません。ここ数年採り残しの果実から芽生えて勝手に成長してくれているのです。あまりにも強い繁殖力のせいで、柿の木やらアーモンドなどの高木に纏わり付いたり、他の畑作物の成長に影響を与えてしまう程なのです。しかし、何の手も掛けずに毎年収穫できますので、ある意味貴重な作物でもあります。
 ゴーヤもカボチャ同様、零れ種で勝手に生えてきて夏場の食材として重宝しております。今年は何と本日も2本だけですが収穫できました。12月にゴーヤの収穫が出来るなど初めてのことです。ピーマンもまだ花が咲いております。未成長の果実もありましたので、霜が降りなければまだ収穫できるかも知れません。


 この夏の天候の異変が冬場まで影響を与えております。毎年このようなことが続くと作物栽培が増々難しくなります。これまでの経験が役に立たなくなってしまうかも知れません。困ったもんです。

まだまだ採れてる夏野菜

2024-11-21 | 農業
 昨日から冷え込んできたと言っても10℃を下回ることはありませんし、霜が降りるのはまだまだ先のことのようです。この陽気(?)のお陰で、未だにゴーヤやピーマンの収穫が出来ております。



 これまでにトマトやピーマンは12月まで収穫できたこともありましたが、さすがにゴーヤは初めてのことです。如何に今年の気候が異例のことであったかの証であるかのようです。こんなに遅くまで収穫出来ているというのは利点ではありますが、一方で発育不良となった作物もあります。押しなべて見ればマイナス面が多かったように思われます。
 
 さて、来年も同様の気候になるのか、それとも平年並みになってくれるのか。こればかりは何人も予測することはできないでしょう。運を天に任せ後は祈るしかないというのも癪ですので、そのリスクを低減できるような対策を施していきたいと思っております。

 第1は、作付け作物の選択です。暑さに強い作物にするという手もあるでしょうが、私は作物の種類を多くすることで対応したいと思っております。暑くても涼しくても、どれかが上手く育ってくれれば良いといった作戦です。
 第2に、同一種類の作付け時期をずらすようにしようと思っております。これはキュウリの栽培などで従来からやっている手法です。これは収穫時期をずらして適量かつ長期に渡る収穫を行うために行っているのですが、これを気候変動対策に応用します。
 これらは余計な手間が掛かりますが、元々少量多品種作付けを行っておりますので左程面倒とは思いません。

 とは言え余りにも暑くなるのはご勘弁願いたいものです。寄る年波には勝てず、愈々体力が衰えていくなかでの酷暑というのは想像するだけでも恐ろしいことであります。
 やはり最後は祈るしかないですね(笑)



ラッキョウの花

2024-11-15 | 農業
 イノシシ対策として昨年から栽培しているラッキョウに花が咲きました。ラッキョウは百姓を始めた時から少量ながら栽培しておりますが、恥ずかしながらラッキョウの花を見たのは初めてです。これまでにも咲いていたのかも知れませんが、正直言ってあまり気にしておりませんでした。
 しかし、この畑の外周部にぐるりと栽培するようになって初めてその存在に気付きました。赤紫の可憐な花でなかなか綺麗なものです。




 これが畑全体になるとこんな感じになるようです。結構な見応えですね。
 ⇒「とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト

 家の畑もいっそのことラッキョウ栽培をメインにしようかな。現在、福井とらくだの2品種を栽培中ですが、これに島らっきょうも加えてみようかなどと考えております。そうすると畑の60%程度がラッキョウになりますので、鳥取のラッキョウ畑のようにはならないでしょうが、そこそこ花が楽しめそうです。
 ただ、こんなに作付けすると販売に苦労するでしょうね。そもそもラッキョウのニーズってそんなにあるのかなとも思ってしまいます。

 この畑ではイノシシ対策として試験的にニラ、ジャンボニンニク、紫蘇も栽培しております。しかし、畑の周囲をラッキョウで取り囲んでいてもサツマイモや里芋がやられてしまいました。その他にも害獣として、アナグマ、タヌキなどが頻繁に畑を荒らしに来ます。彼らも生きていくのに必死なのでしょうから、完璧にシャットアウトすることはできないでしょう。栽培者からすれば、その被害を極小化することしかできません。これからも試行錯誤していくしかなさそうです・・・。


サツマイモ試し掘り

2024-11-13 | 農業
 今年のサツマイモは夏の異常高温で生育不良となりました。今でも暖かさが続いており、漸く何時もの生育状況になってきたようです。しかし、まだ葉が青々としており未だに成長過程のような感じですので収穫を躊躇してこの時期まで来てしまいました。




 ただ、もう11月も半ばになってきますと何時冷え込んでも不思議ではありませんし、通常の収穫時期より一ヶ月程過ぎてしまいましたので待ちきれず、取り敢えず1株だけ試し掘りをしてみることにしました。


 種子島紫はまぁまぁかなと思いますが、紅はるかは実入りが少ないようです。種芋の保存に失敗した安納芋とシルクスイートは残念ながら生育不良のままに終わりそうです。

 カボチャも通常より一月遅れで収穫しました。しかし、ほとんどの果実はまだまだ未熟ですし、未だに花を咲かせているような状況です。

 ハヤト瓜は大繁殖しております。


 しかし、果実は豆粒ほどの大きさしかありません。昨年の今頃は拳大より大きいものを大量に収穫出来ておりました。これから冷え込む前に肥大するとは到底思えません。おそらく今年の収穫は出来ないものと諦めております。


 農作物は天候に左右されることは分かっていても、何となくやるせなさを感じます。来シーズンは、植え付け時期を早めるなどの対策を検討してみようと思っております。とにかくこれまでの経験則が成り立たなくなってきているようですから、画一化することを避け、時間的・空間的にバラつかせる栽培方法をとるのが良いのかも知れません。


 

イノシシ被害~その後

2024-10-17 | 農業
 以前投稿したイノシシ被害(参考:「紅はるか全滅」)の続報です。被害から一月以上、畝の修復もせず放っておりました。次の画像のように残された蔓から芽吹き再生しておりました。

 サツマイモの再生力には驚きで。さすがに芋を収穫できるほどにはならないとは思いますが・・・。例え、ある程度大きくなっても再びイノシシが来襲して食い尽くしてしまうことでしょう。
 次の画像のように未だにイノシシが出没している形跡があります。

 
 被害を受けてイノシシ対策を色々と検討してみましたが、決定打となるようなものは見つかりません。確実なものは電気柵でしょうが、設置後の維持管理が結構大変そうです。そこまで手間暇と費用を掛けてまで守る価値があるのでしょうか。
 次善の策としてイノシシが好まない作物を検討してみました。サツマイモ類は最も好むようで、これがイノシシを誘引してしまったのでしょう。サツマイモを食い尽くした後には里芋などに手を出すようになっており、その次にはまた別の作物に目をつけるという具合に段々と好まない作物に触手を伸ばしていきます。
 本来好まないとされているニンニクやラッキョウも食害にあったというレポートもありました。例え嫌いな食べ物であっても背に腹は代えられないということでしょう。
 一方でこんにゃく芋は灰汁が強いからでしょうか、イノシシがのた打ち回る位に苦しみ、二度と寄り付かなくなったという報告もありました。
 ということでこの畑には本来イノシシが好まないとされる作物の作付を行おうと思います。その候補として、ニンニク、ラッキョウ、こんにゃく、ニラなどを検討しております。既にラッキョウとニンニクの植え付けを完了しており、これでしばらく様子をみてみることにします。



空調服&おにやんま君~その後

2024-09-25 | 農業
 相変わらず除草作業に明け暮れる日々を送っております。夏場の除草作業に無くてはならないもの、それは暑さ対策と虫除けです。
暑さ対策の定番は空調服(「空調服にファンを増設してみました!」)や水冷ベスト(「水冷ベスト~農作業中の熱中症対策」)です。
 しかし、空調服は直射日光が当たると吸収熱する熱量が放熱量を上回ることとなってしまいます。対策のために青系統のから白系統の空調服に変更しましたが、幾分か改善したものの直射日光下では同様の結果になりました。
 それと体温を超えるような外気温になると気流による気化熱による放熱量は4台のファンでは圧倒的に不足し、空調服内は汗でびしょびしょ状態になってしまいます。空調服は通気性の無い素材ですから極端に言ってしまえば真夏に締め切ったビニルハウスの中にいるような状況に近いものがあります。結局、気温が35℃を超えるような時には空調服を着用せずに作業をした方が涼しいといった何とも皮肉な結果となってしまいました。
 水冷服は確かに効果抜群ですが、問題は1時間位しか持たないということにあります。1時間ごとに追い氷をする必要がありますので、手間と大量の氷を用意する必要がありますので面倒臭がりの私はいつの間にか使わなくなってしまいました。

 一方、虫除け対策は「虫よけグッズ~おにやんま君」を試してみました。購入後、農作業中は常に使用していますが、正直その効果の程はまだ不明といったところです。購入したのが気温が30℃超えするような時期でしたので、藪蚊の動きが不活発になっておりました。ようやくここ数日は30℃を切り、藪蚊が活発になってきております。除草作業中に耳元で羽音が聞こえてきます。そうすると反射的に手で振り払いますので刺されるまでには至っておりません。
 これは「おにやんま君」効果なのか空調服の襟元から噴き出す気流による効果なのかは判明しませんが、今年は顔を刺されることは免れております。
 「おにやんま君」の効果を検証するには着用した時と着用しなかった時の対照実験をしなければならないのでしょうが、自分の身体を使った検証実験はご免被ります。まぁ、着用していても害にはなりませんので、お守りのつもりで使い続けることにしております。
 ということで暑さは幾分和らぎましたが、藪蚊の方はこれからが本番を迎えます。これからも除草暮らしが続きます。
 本番と言えば、1月ほど前から花粉症に悩まされております。イネ科雑草の花粉でしょうが除草の度に強く症状が現れます。これからブタクサの花粉が最盛期を迎えます。
 くそ暑い日にマスクしての除草作業は辛過ぎです!!!




紅はるか全滅

2024-09-10 | 農業
 蔓返しをしようと畑に行ったところ、20株ほど植えていた紅はるかがすっかり無くなっていました。
蔓の萎れ具合からすると数日位しか経っていないものと思われます。犯人はイノシシだと思いますが、いくつか合点がいかない所もあります。
 畑の所在は山裾から300メートル位に位置し、近くに民家が5軒あり、これまでイノシシはこの畑には来ておりませんでした。周囲の畑も荒らされた形跡はありません。
 紅はるかの畝は隣の畑との境界から3番目の畝に当たります。周辺の草などが倒伏した様子もありませんので、どのように進入してきたのか見当もつきません。イノシシ君が器用にも溝だけを通って移動するなどといったことは考えにくいと思います。
 また次の画像は里芋の畝です。紅はるかの隣りの隣りの畝なのですが、これは1株だけ掘られただけです。しかも里芋がゴロゴロと転がったままです。イノシシは里芋は食しないのでしょうか。


 一方、紅はるかの方は全ての株が掘り起こされ、芋の残骸は何も残っておりませんでした。







 何となく釈然としないのですが、紅はるかだけが全滅したことは事実です。別の畑に20株程植えていたのが無事だったので収穫ゼロは免れました。下手をすると種芋さえ無くなってしまうところでした。
 自然相手のこととはいえ何となく虚しさを感じてしまいます。しかし、嘆いてばかりいても始まりません。次なる一手を考えなくては・・・。
 

除草したツユクサを食べてみた‼

2024-09-03 | 農業
 ちょっと油断すると畑が草だらけになってしまいます。次の画像は落花生の畝です。

 落花生の間からツユクサが繁って落花生を覆いつくしてしまう勢いです。ツユクサはそんなに根が張らないので、上方に引っ張ってあげれば容易に抜くことが出来ます。下手に鎌などを使うと作物まで刈ってしまうことになりますので私はあまりやりません。ツユクサや他の草を抜いてやると落花生が表れてきました。日光があまり当たっていなかったので弱々しい感じです。



 バターナッツやマクワ瓜も草に埋もれていました。


 除草作業中、何の拍子かツユクサが食べられることを思い出しました。そう言えば最近菜っ葉類を食べていないことに思い当たりました。せっかく抜いたツユクサですから、このままにしておくのも勿体ないので、試しに食べてみることにしました。茎の方は硬そうなので、新芽の部分だけかき取りました。取り敢えずは、2分程湯がいてみました。


 試食してみましたところ、苦み、渋み、えぐみなどなく、ちょうど甘みの無いほうれん草みたいな感じでした。さすがに美味いとまでは言えませんが、菜っ葉類が無いときの代用にはなりそうです。調理次第では立派な食材になるかも知れません。
 ツユクサは謂わば畑の厄介者なのですが、これを野菜だと思えば除草作業ではなく収穫ということになります(笑)
 
 そういえば、スベリヒユも見かけたな。これも食べられるとのことです。他にも食べられる野草が多々あると思います。そうなんです、畑は食材の宝庫なのです。それも何もせずとも毎年勝手に生えてきてくれるのですから・・・。そう言った目で畑を眺めてみると今までと違った地平が見えてきそうです。
 

慈雨~やっと一息

2024-08-20 | 農業
 台風9号の影響で今未明から超々久々の雨になりました。待ちに待った恵みの雨です。7/16以来、一ヶ月以上雨に恵まれませんでした。この間、数回ぽつぽつときたことはありましたが、土を潤すほどには至らず、どちらかと言うと焼け石に水といったものでしかありませんでした。おまけに7/25以降連続猛暑日が続き、畑の作物は水不足と高温で青息吐息といった感じです。特に水分需要が高い、生姜、茗荷、里芋は葉が黄色に変色してしまい枯れる寸前の様相を呈しております。繁殖力旺盛なオクラでさえ発育不良になっております。
 これでやっと一息付けそうです。と言っても枯れかけている作物が回復してくれるか心配です。相当ダメージを受けているでしょうから収穫はあまり期待できそうもありません。
 このような時に活躍してくれるのが雨水タンクです。我が家では1,200ℓのタンク(元々はミカン栽培に使用していたもの)2基に雨水を蓄えております。そもそもはポット育苗時の散水用に用いているものですが、この夏は畑作物(主にキュウリ)の水やりに利用しました。自然農においては余程の干ばつでない限り水やりはしなくて済むのですが、今年はその余程のことが起こってしまいました。
 キュウリは雨水タンクから30m程の畑で栽培しております。10ℓのジョウロでタンクから汲み取って人力で水やりです。これを毎日10往復程度繰り返しました。それでも命を繋ぐのが精一杯といった感じで、この間キュウリの収穫はゼロです。本来でしたら鈴なりのキュウリが収穫出来ていたはずなのですが・・・。
キュウリの他は、枯れそうなものを見つけては重点的に水やりする程度で全体に潅水することなどできません。それでも2基のタンクがほぼ無くなりかけ、そろそろ水道水を使わねばといった時の降雨で2基とも満水に復活しました。それにも増して喜んでくれたのが畑の作物達でしょう。本当に待ち焦がれていたことでしょう。この雨で一気に命を燃焼させてくれると思います。
 私も数日は水やりの重労働から解放されます。ということで長いブランクを経て8月初めての投稿となっております(笑)

 

虫よけグッズ~おにやんま君

2024-07-25 | 農業
 夏場の除草作業では熱中症の危険が伴いますが、それにも増して蚊の集中攻撃にも往生させられます。特に藪蚊(ヒトスジシマカ)は凄いんです。何せ作業服の上からでも刺してきます。露出部でもあろうものなら確実にやられます。そしてその後の痒みは古今無双のものがあります。かと言って夏場の作業ですから完全防護など無理な話です。
 空調服を着用して襟元から頭部に風を吹き出すことで、ある程度の防護効果は期待できるのですが、それでも強兵は顔面攻撃を仕掛けてきます。結局は何か所かは刺されてしまい、耐え難い痒みに苛まれます。
 蚊取り線香を腰にぶら下げると効果はあるのですが、直ぐに喉がいがらっぽくなってしまい、喘息持ちの私にとっては好ましいことではありません。
 そこで物は試しと”おにやんま君”なるものを購入してみました。蚊などの天敵である”おにやんま”を擬することによって蚊の襲撃を防止するといった代物です。


 日よけの笠にぶら下げてみました。おにやんまが飛んでいるようにも見えます。


 さて効果のほどはと一時間ほど鎌で草刈りをしてみました。草を刈ると続々と藪蚊が出てきますが、それでも顔面攻撃は受けませんでした。無論刺されることもありませんでした。
 ”おにやんま君”が効果覿面だったのか、それとも偶々だったのか!?
 今後も色々な場所や時間帯などを変えて試してみたいと思っております。これでストレス解消できれば安いもんです。

ハヤト瓜

2024-07-19 | 農業
 野生化(?)したハヤト瓜(参考:「ハヤト瓜~種の保存失敗」)が大繁殖しています。
 未収穫の果実が越冬して発芽したものですから元々根性があるのでしょう。全てを覆いつくすかのように生息域を拡げております。
 今回のように種を保存しても失敗することもあるのですから、勝手に育ってくれるようでしたら気楽なもんです。
我が家のゴーヤも同様に毎年零れ種が勝手に育ってくれますので助かっております。
 その他にも菜っ葉類(小松菜、からし菜など)も勝手に育ってくれますので重宝しております。菜の花も収穫して美味しく頂けますしね。
 これも畑に余裕があるから出来ることでしょう。普通は収穫期が終わればすぐに撤去して、次の作物といった具合に回転させないといけません。のんびりと種が出来るまで待つわけにはいかないでしょうからね。