山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

五輪サマータイム???

2018-08-07 | 政治・経済・社会
 報道によりますと東京オリンピック・パラリンピックの酷暑対策として、政府・与党は夏の時間を2時間繰り上げるサマータイム導入に向けて本格検討に入ったそうです。それによれば、サマータイムになるのは、最も暑い6~8月の3カ月のみで、開催前年に試験導入し、開催年に本格導入するとのことです。そして、その2年のみの限定導入となるとのことです。

 そもそもこの時期に開催するのは、放映権絡みの問題が大きいのは周知の事実です。各競技の時間も最も視聴率が高いと予想される時間帯が計画されていることでしょう。それを勝手にずらしてしまえば、放映権者からクレームがついてしまいませんか?

 そもそも五輪の開催時期は、前回の東京大会のように10月頃が最も適当な時期であるにも関わらず、大人の事情とやらでアスリートには最も酷な時期の開催となってしまいました。先ずは、これを正すのが常道と言えるのではないでしょうか?

 サマータイムは国民生活に大きな影響を与えます。単に五輪だけの酷暑対策であるというのであれば、競技によって開始時刻を個別に調整すれば済む話であって、これに国民全体を巻き込む必要がどこにあるのでしょうか。まったくもって理解できません。

 私のサマータイムに関する見解は「サマータイムについて」で述べている通りです。サマータイムを導入すべき積極的理由があればまだしも、今回の導入は唐突で小手先の対応としか思えません。無駄な金を浪費し社会的な混乱を惹起させるだけだと憂慮します。


 かつて猪瀬元東京都知事が提唱した「日本の標準時を2時間も前倒し???」などは論外中の論外です。